この記事では、WindowsにFFmpegをインストールするための複数の方法を紹介します。FFmpegは強力な動画・音声処理ツールですが、Windowsへのインストール方法がわかりにくい場合があります。
目次
方法1: Wingetでインストール
Microsoftの公式パッケージマネージャー winget
を使用すると、最も簡単にインストールできます:
- 管理者権限でPowerShellまたはコマンドプロンプトを開きます。
- 次のコマンドを実行します:
winget install --id=Gyan.FFmpeg -e
- このコマンドは、Gyan.devが提供するFFmpegのビルドをインストールします。FFmpegの公式サイトでも紹介されているビルドです。
方法2: 手動インストール(2025年4月時点)
手動でインストールする方法は以下の通りです:
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FFmpegの公式サイトにアクセスします。
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「Get packages & executable files」セクションから、Windows builds from gyan.dev または BtbN's FFmpeg Builds を選びます。
- FFmpeg公式サイト自身はバイナリを提供しておらず、外部サイト(例:gyan.devやBtbN)へのリンクを案内しています。
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移動先サイトで、Windows用の最新ビルド(例:"release essentials"や"full build")をダウンロードします。
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ダウンロードした7zファイルを解凍します(7-Zipなどの解凍ソフトが必要です)。
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解凍したフォルダを任意の場所(例:
C:\FFmpeg
)に移動します。 -
システム環境変数のPATHに、FFmpegの実行ファイルがあるbinフォルダのパス(例:
C:\FFmpeg\bin
)を追加します。
環境変数の設定方法:
- Windowsキー + Rを押し、「sysdm.cpl」と入力してシステムのプロパティを開きます。
- 「詳細設定」タブ→「環境変数」をクリックします。
- 「システム環境変数」の「Path」を選択し、「編集」をクリックします。
- 「新規」をクリックし、FFmpegのbinフォルダのパスを追加します。
- 「OK」を押して全ての画面を閉じます。
方法3: Chocolateyでインストール
別のパッケージマネージャーを使った方法として:
- Chocolateyというパッケージマネージャーをインストールします。
- 管理者権限でPowerShellを開きます。
- 次のコマンドを実行してFFmpegをインストールします:
choco install ffmpeg
これで、FFmpegが自動的にインストールされ、PATHにも追加されます。
インストールの確認
インストールが完了したら、以下の手順で確認します:
- コマンドプロンプトまたはPowerShellを開きます。
- 次のコマンドを入力します:
ffmpeg -version
- FFmpegのバージョン情報が表示されれば、インストールは成功です。
- 表示されない場合は、環境変数
PATH
にFFmpegのbin
ディレクトリが正しく追加されているか確認してください。
おわりに
FFmpegは非常に強力なツールですが、Windowsへのインストールは少し手間がかかる場合があります。この記事で紹介した方法を参考に、ぜひFFmpegをインストールして活用してみてください。
質問やコメントがあれば、お気軽にコメント欄でお聞かせください。Happy coding!
免責事項
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本記事の作成にあたり、文章や図解の生成にClaude Sonnetを活用しました。最終的な編集と確認は筆者が行っています。
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この記事の手順に従ってインストールを行った場合に発生する可能性のある問題については、個別の対応ができかねます。インストール作業は、ご自身の責任と判断で行っていただきますようお願いいたします。
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なるべく最新の情報に基づいて記事を作成していますが、ソフトウェアのアップデートやウェブサイトの変更により、記載内容が陳腐化してしまう可能性があります。その場合はご容赦ください。最新の正確な情報は、常に公式サイトでご確認いただくことをお勧めします。
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