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迷ったらココに戻れ!ゆるっと学ぶPMBOKとプロジェクト成功のコツ

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はじめに

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プロジェクトに関わるとき、毎回同じ役割とは限らない。プロジェクトマネージャーだったり、エンジニアだったり、ただのメンバーだったり。でも、どんな立場でも大事なのは「原理・原則を考えながら仕事をすること」。

「そんなのわかってるけど、現実はそう甘くない!」と思うかもしれない。確かにその通り。計画どおりに進まないし、急な仕様変更はあるし、リソースは足りないし。でも、だからこそ**「原理・原則に立ち戻る」** ことが大事になってくる。

では、原理・原則って何なのか?意識すると何が変わるのか?この記事では、プロジェクトマネジメントの世界標準である**PMBOK(Project Management Body of Knowledge)**をもとに、ちょっと肩の力を抜きつつ、大切な考え方を解説します。


PMBOKとは?

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  • プロジェクトマネジメントのガイドブック

    • PMI(Project Management Institute)が作ったプロジェクト管理の基本ルール。
    • 世界中で使われているけど、ガチガチのルールじゃなくてフレームワーク。
  • 最新版は「原則」を重視

    • 第7版では「状況に応じて柔軟に考えよう!」という方向性。
    • ルールに縛られるよりも「どうすればうまくいくか?」を考えるのが大事。
  • なぜ知っておくといいのか?

    • プロジェクトが迷走しにくくなる。
    • どんな役割でも使える共通言語。
    • 仕事の無駄を減らせる。

困ったときに立ち戻る原理・原則

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プロジェクトで迷ったとき、「そもそも何をすべき?」と思ったときに、立ち戻るべき基準があると判断しやすくなる。それがPMBOKで言う「原則」だ。どんなときに、どんな視点で考えると良いのか、具体的なアドバイスをまとめてみた。

1. ステークホルダーと協力する

困ったときの考え方

  • 「関係者とちゃんと話せているか?」
  • 「相手が何を求めているか理解できているか?」

トラブルが起きたら、まずは関係者と対話し、誤解を解消できる余地がないか考えよう。

2. 価値を意識する

困ったときの考え方

  • 「この作業、本当に価値があるのか?」
  • 「プロジェクトの目的に沿った行動ができているか?」

タスクが増えすぎて混乱してきたら、プロジェクトのゴールを改めて確認し、不要な作業を減らせないか見直そう。

3. 変化に適応する

困ったときの考え方

  • 「この変更はプロジェクトの目的に適しているか?」
  • 「対応することで得られるメリットとデメリットは?」

変化は避けられないもの。冷静に分析し、どうすれば一番良い結果を出せるか考えてみよう。

4. リスクを管理する

困ったときの考え方

  • 「この問題は事前に想定できなかったか?」
  • 「次回以降に同じ問題が発生しないようにするには?」

起こってしまった問題を責めるのではなく、未来の対策を考えるのが大事。

5. 継続的に学習する

困ったときの考え方

  • 「この経験から何を学べるか?」
  • 「次に同じことが起こったらどう対処するか?」

失敗しても、それを糧に次のプロジェクトをより良くするための糸口を見つけることが重要。


まとめ

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  • PMBOKはプロジェクトをうまく回すためのフレームワーク。
  • 迷ったら「原理・原則」に立ち戻ると、判断しやすくなる。
  • 困ったときの視点:「ステークホルダーとの協力」「価値の意識」「適応力」「リスク管理」「継続的な学習」を意識する。
  • 完璧を目指さず、できることからちょっとずつやってみよう!

プロジェクトって思い通りにいかないことばかり。でも、「今の判断、原理・原則に合ってる?」と時々振り返るだけでも、確実に前に進めるはず。まずは、できる範囲で意識してみよう!

PMBOK第7版における12の原理

マインドマップ.png

No. 原理 説明
1 スチュワードシップ プロジェクト活動において責任を持ち、信頼できる行動をする
2 チームリーダーシップ 協力的なプロジェクトチームを構築し、共通の目標を達成する
3 ステークホルダーの関与 プロジェクトの成功に向けて、ステークホルダーを積極的に関与させる
4 価値の重視 プロジェクトの成果がもたらす価値を継続的に評価し、調整する
5 システム思考 プロジェクトの動的な状況を認識し、適切に対応する
6 リーダーシップの発揮 プロジェクトを導くためのリーダーシップを示す
7 テーラリング プロジェクトの特性に応じて管理手法を調整する
8 品質の組み込み プロセスと成果物に品質を組み込む
9 複雑性の管理 プロジェクトにおける複雑性を認識し、適切に対処する
10 リスクの最適化 リスクに対する対応策を最適化し、機会を最大化する
11 適応性と回復力 変化に適応し、回復力を持つ
12 変革の促進 将来の状態を達成するために必要な変革を促進する

これらの原理は、プロジェクトマネジメントの実践において重要な指針となり、プロジェクトの成功を支える基盤を形成します。

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