「PORT」アドベントカレンダー10日目。
マーケティング担当のたったです。
#マインドマップの相互互換としての「アウトライナー」
たったは、マインドマップに一瞬だけ触れて、挫折しました。
比べてアウトライナーが続いているのは、以下理由。
・マインドマップに比べ、長文で管理するのに向いている
・UIが整然としている
・動きがシンプルで、ショートカットが快適
#アウトライナーの見た目・機能色々
なにごとも画像で見るのが早いのでこちら。
こんな感じで、階層状に文章を作っていけるものです。
アウトライナーとして用意されているアプリ、サービスは、
この階層の順位変更や、任意のまとまりごとの上下移動、下位階層の折り畳みがサクサクできるようになっています。
また、最上位表示する見出しも自由に変えられます
#####「ログ」を最上位に移したパターン ▼
#####「これまでに」と「これから」をまるごと入れ替える ▼
#何に使うの?
アウトライナーとはその名の通り、アウトラインを作るものとして生まれました。レポートや論文のアウトラインを管理するために、上記の機能が活躍します。
言いたいことを列挙してカテゴリごとにまとめる、従属する関係を階層関係に落とし込む、話の流れを最適化するために位置を上下させる…、といった風に、アウトラインを拡張、ブラッシュアップしていくことができます。
##「文書作成」「思索ツール」「todoとログ」
しかしタイトルの通り、たったはアウトライナーを「マインドマップの相互互換」として捉えていて、今やアウトライナーの用途は使う人次第かと思います。
◆文書作成
使う人が使えば、アウトライナーだけで本を一冊書いてしまうのだとか。マインドマップに比べて長文が管理しやすいUIのため、見出しだけでなく本文の執筆も容易です。Wordなどに比べて文章の入れ替えがしやすいため、素案段階の文章をアウトライナーで調整し、推敲のみ文書作成ソフトを使う、という方法も。
◆思索ツール
マインドマップと同じく、思考法としての使い方です。ブレストのようにアイデアを書き連ねていき、後からカテゴライズ、ブラッシュアップ、従属関係の整理が可能です。
◆todoとログ
先の画像としてサンプルにしたのがこの使い方です。todoやプロジェクトを管理したり、気になっているものや体験したもののログを残すことができます。
たったは主にこの用途で使っていて、これまで体験したもの、これから体験したいことのすべてをアウトライナー上に吐き出して管理したいと思っています。
#有名ツールと参考文献
たったは、「アウトライナー実践入門」という本にてアウトライナーの概要を掴みました。とはいえ、web検索でもアウトライナーファンの方が各々の使い方を紹介されていますので、まずはそれがいいかと。
肝心のツールですが、「アウトライナー実践入門」では以下2つがおすすめされています。
windows向け:WorkFrowy
Mac向け:OmniOutliner
たったが現在使っているのは「WorkFrowy」で、クラウドツールです。windows向けにはこれが最も良さそうでした。しかし、これをアウトライナーとして活躍させるには月額5ドルの課金が必要(非課金だと、項目数が制限される)なので、これから導入する方は以下Dynalistも視野に入れてください。
このエントリを書くにあたって調べてみたら、Dynalistという新興勢力があるらしく、windows向けにも使えて、非課金でも項目数無制限ということなので、たったはこっちへの乗り換えを検討しているところです。
#最後に
アウトライナーという、マイナーなツールを紹介しました。
先のWorkFrowyも、Twitter公式アカウントのフォロワー数が「12,265」という数になっており、大手クラウドツールとは比べるべくもない数字です。たったがアウトライナーを使っている理由の7割くらいは、愛で占められてるなーと思ってます。
「アウトライナー実践入門」でコラムとして語られていた話ですが、当時のアウトライナーのスタンダードとなっていたツールの開発会社を、マイクロソフトが買収しようとしたのだとか。しかし最終的には代わりに、PowerPointを作った会社が買収されたそうです。
もう少しでwindowsのスタンダードとなりかけたツール、と聞くと、なんだか愛が湧いてこないでしょうか?
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