概要
URLを指定するだけでサイトのパフォーマンスを計測できるWeb Performance Monitoringがリリースされました。リンク切れ、SEO対策に重要なCore Web Vitals、ページロード時間、証明書切れ、コンテンツのサイズやロード時間などを簡単な設定で把握することができます。
ちなみに、Web Performance MonitoringはNew Relicの外形監視の機能であるSynthetic Monitoringが使われています。
それでは、さっそく試してみます!
このアップデートの詳細はこちら。New Relic アップデート(2023年6月)
手順
1. Web Performance Monitoringを開く
まず、New Relicにログインして All Capabilities > Web Performance Monitoring を選択します。
2. 計測したいサイトのURLを入力
3. 結果を確認
初回の計測結果が画面に出るまで少し時間がかかりますが、待っていると画面に結果が表示されます。
はじめにウェブサイトの計測結果のサマリー情報が表示されます。
Broken linksでリンク切れのチェック、Page load timeでページの読み込みにかかる時間、SSL validityで証明書期限切れチェックを確認できます。
次に、ユーザー体験を表すFCP、LCP、FID、CLSが表示されます。
LCP、FID、CLSは、Google Pagespeed API keyが必要となります。設定していない場合はNOT AVAILABLEと表示されます。
Google Pagespped API keyを入力する場合は、Get running data > Add Google Pagespeed API Key をクリックしてAPI Keyを入力します。
PageSpeed Insights APIについてはこちらを参照ください。
続いて、コンテンツのサイズやロード時間などが表示されます。グラフ上の項目を選択することで、その項目に絞ってグラフを表示できるので、分析しやすくなっています。
その次には、リンク切れの詳細が表示され、どのリンクで問題がおきているか把握できます。
最後に、どのロケーションから計測がされているか、また、アラートの設定状況を確認できます。
ロケーションにTokyoなどを追加する場合は、右上の設定ボタンをクリックして、
Locations we scan fromから、Tokyo, JPを追加することが可能です。
まとめ
Web Performance Monitoringを使うことで、URLを指定するだけでサイトのパフォーマンスを計測できることを確認しました。手軽にパフォーマンス計測ができるので試してみてください。
ちなみに、こちらの記事では紹介していませんが、New RelicのBrowserエージェントでは、ユーザーが実際にブラウザを操作したときの情報を元にして、ユーザーの体験を可視化することだできるので、Browserエージェントもぜひお試しください。
このアップデートの詳細はこちら。New Relic アップデート(2023年6月)