概要
IDEを使って開発した後にデプロイされたシステムのパフォーマンスやログなどをIDE上で簡単に検索できたらワクワクしませんか?問題が起きたときのトラブルシュートでも使えますし、次のシステムの改善点を考える上でも活用できます!
New RelicのCodeStreamをVSCodeやIntelliJにインストールすると、New Relicでモニタリングされているシステムのレスポンス、スループット、エラーレート、発生しているエラー、脆弱性情報などを把握することができます。開発後にデプロイされたシステムが今どのような状態かIDE上で簡単に確認できるので、品質や非機能要件に対する感度を高めるきっかけにできそうです。
こちらの記事では、CodeStreamを使用するための設定について紹介します。
システムのログを検索したり、NRQLを使用してパフォーマンス情報を取得する方法は別の記事で公開しているのでご確認ください。
CodeStreamの詳細に関しては、公式ガイドを参照ください。
こちらの記事はこのアップデートを参考にしています。
New Relic アップデート(2024年1月)
CodeStreamを使用する前の下準備
まずは、IDE上でのCodeStreamの設定の前に、システムやNew Relic上での設定をします。
1. リポジトリをサービスに登録
詳細は下記を参照ください。
2. コミットハッシュを環境変数として設定
CodeStream上でシステムのエラー情報からファイルを開く際に、そのエラーが発生したときのリビジョンのファイルを開くことが出来ます。必須では無いですが便利な機能なので、ちゃんと使う場合は設定いただけると良いと思います。
CodeStream上でこんな画面が出ているときは設定すると解決します。
詳細は下記を参照ください。
3. メソッド毎のパフォーマンスを表示する設定
Code Level Metricsという機能でメソッドレベルでパフォーマンス情報を表示することができます。こちらも必須ではないですがシステム全体ではなく、メソッドレベルでレスポンスやエラーレートが見れるので設定いただくと良いかと思います。
※開発言語によって設定が異なります。
詳細は下記を参照ください。
IDE上でCodeStreamを使用する準備
続いてIDE上でCodeStreamを設定していきます 。今回はVSCodeを使います。
1. 拡張機能からCodeStreamをインストール
2. リポジトリをクローン
3. CodeStreamにサインイン
New Relicの認証情報を使用してサインインします。
以前は、別途CodeStream用の認証情報を作成が必要でしたが統合されています。
まとめ
CodeStreamを使ってIDEにからデプロイされたシステムのパフォーマンスの情報をみるための設定をしてみました。
いつも使っているIDEから直接見ることができるので、調査が早くできるだけでなく、自然とシステムの改良点などが見えてくるのではないかと思います!ぜひお試しください。
システムのログを検索したり、NRQLを使用してパフォーマンス情報を取得する方法は別の記事で公開しているのでご確認ください。
このアップデートの詳細はこちら
New Relic アップデート(2024年1月)
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