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ポータブルLinux(Ubuntu)構築手順メモ

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はじめに
Linuxの学習を進める中で、より実践的な環境を構築したいと考え、外付けSSDにLinuxをインストールしてみました。
本記事では、構築の手順と注意点を備忘録としてまとめています。
これからLinux学習を始める方や、ポータブルLinux環境を作りたい方の参考になれれば幸いです。

全体の流れ

  1. 【STEP1】UbuntuのISOをダウンロードする
  2. 【STEP2】USBインストーラを作成
  3. 【STEP2.5】UbuntuのISOファイルをUSBにコピー
  4. 【STEP3】BIOS(UEFI)からUSBブートする準備
  5. 【STEP4】Ubuntuインストーラーを起動
  6. 【STEP5】Boot優先順位を外付けSSDに

【STEP1】UbuntuのISOをダウンロードする

  1. 上記リンクを開く(公式Ubuntuのデスクトップ版のダウンロードページ)
  2. Ubuntu Desktop 24.04 LTS」を選択
  3. 下記画像の通り、緑のDownloadをクリック↓

image.png

※ 保存先はダウンロードフォルダでOK
  後ほどVentoyでUSB作成に使用するので、場所を覚えておく

外付けSSDをあらかじめ差しておく

ダウンロード時に、「危険なファイル拡張子を持つアプリがスマートアプリコントロールによってブロックされました」と表示され、ダウンロードを止めることがある。

これは、Windows11から搭載されたセキュリティ機能であり、セキュリティ機能がこの拡張子は安全じゃないと判断して止めてしまうものです。

解決方法は、
スマートアプリコントロールをオフにするか、スマートアプリコントロールをオフにした、別WindowsPCでダウンロードするか

ちなみにスマートアプリコントロールをオフにしてしまうと、スマートアプリコントロールの再インストールが必要になってしまいます。

自分の場合はセキュリティのレベルを落としたくなかったので、別WindowsPCでスマートアプリコントロールをオフにしつつ、ダウンロードをしていました。

【STEP2】USBインストーラを作成(8GB以上のUSBメモリ)

ここではVentoyを使った方法を解説しています

  1. Ventoy公式サイトから「Windows ZIP」版をクリックし、飛んだ先のサイトで緑のDownload Latest Versionをクリックし、ダウンロード

    https://www.ventoy.net/en/index.html

    image.png

    image.png

    image.png

  2. ZIPファイルを右クリック → すべて展開

  3. 展開したフォルダの中にある、Ventoy2Disk.exeを右クリック → 管理者として実行
    起動用USBメモリを先にPCに挿しておくこと!

  4. Ventoyで起動用USBメモリを選択して、「install」をクリック

    image.png
    「このデバイスはフォーマットされ、すべてのデータが消去されます。続けますか?」とアラート表示されるが、問題なければ「はい」をクリック

    この操作でUSBメモリの中身はすべて消えてしまうので、必要なデータがある場合は事前にバックアップするか空のUSBメモリを準備するように


  5. インストールが終了したら、下記画像が表示されるので、「OK」クリック

    image.png

エクスプローラーで、USBメモリの名前がVentoyになっていれば成功です。

【STEP2.5】UbuntuのISOファイルをUSBにコピー

  1. エクスプローラーでさっきVentoyをインストールしたUSBメモリを開く
  2. ダウンロード済みのISOファイル(ubuntu-24.04-desktop-amd64.iso)を探す
  3. そのISOファイルをUSBメモリの中にコピーする

ubuntu-24.04.2-desktop-amd64.isoを本体まるごとをコピーする!

isoファイルをダブルクリックで開いた中身をコピーではない!

Ventoy(D:)を開いたときに

Ventoy(D:)
└──ubuntu-24.04.2-desktop-amd64.iso

になってればOK!

中身だけをコピーしてしまうとVentoyでは認識されなくなり、Ubuntuインストーラーが立ち上がらなくなるので注意

【STEP3】BIOS(UEFI)からUSBブートする準備

  1. Ventoy入りのUSBメモリ(isoファイルコピー済み)をPCに差し込む
  2. PCの電源を入れてすぐ、BIOS設定画面に入る
    通常は起動直後にメーカーが指定したキーを押す必要がある
    自分の場合は、ASUS系だったので、F2を押すとBIOS設定画面に入れる
  3. 「Boot」設定で、Ventoy入りUSBメモリを一番上に配置

余談1

UEFIは、Partition1とPartition2の2つある。順番を

  1. UEFI1
  2. Windows Boot Manager
  3. UEFI2
    にし、F10で保存したが、Windowsが表示された。

解決策:UEFI Partition 2を一番上にする!

つまり、

① UEFI: Generic Flash Disk 8.07, Partition 2
② UEFI: Generic Flash Disk 8.07, Partition 1
③ Windows Boot Manager

とする。

余談2

黒い画面ではなく、青い画面が表示され、
Verification failed: (0x1A) Security Violationとエラー

解決策:Secure BootをUEFIで無効化

設定項目 設定内容
Secure Boot 【Standard】にする(無効)
OS Type 【Other OS】を選ぶ(Windows以外のOSを許可する)

設定項目がわかっているなら検索かけるほうが早い!

F10で保存し、再起動すると、Ventoyが正常起動できた。

【STEP4】Ubuntuインストーラーを起動

STEP3で問題なく起動できていれば、画面内にVentoyのロゴが出てきて、ubuntuのisoファイルが表示されるので、EnterでUbuntuのインストーラーが立ち上がる

※ ここからはスクショとっていないので、画像がありません。

その次にVentoyがUbuntuを起動するためのモードを選ばせてくれる

Boot in normal mode ← ✅これでOK!
Boot in grub2 mode
File checksum
Return to previous menu

Boot in normal modeを選択し、Enter

その後にGRUBメニューが表示される。

* Try or Install Ubuntu ←✅これでOK!
  Ubuntu (safe graphics)
  Boot from next volume
  UEFI Firmware Settings

Try or Install Ubuntuを選択し、Enter
自分の場合は何も押さなかったら、Try or Install Ubuntuが自動実行された。

Ubuntuにはいったら、言語選択とか初期設定の画面に入るので、初期設定をする

  1. 言語設定
  2. アクセシビリティの設定
  3. キーボードレイアウトの設定
  4. インターネット接続方法の設定
  5. Ubuntuインストーラーのアップデートをするかしないかの選択式
  6. インストールの種類で、対話式インストールを選択

どこにUbuntuをインストールするか決める画面ではSSDを選択!

間違えて内蔵SSD(Windows入りのもの)を選択してしまうとWindowsが消えてしまうので、ここは間違えないように!

その後にアカウントの設定画面が出てくるので、設定。
これまで選んだ選択が最終確認画面として出てくるので、問題なければ緑色のインストールボタンをクリックし、インストールする。

インストールの進捗がバーに表示される。

【STEP5】Boot優先順位を外付けSSDに

  1. インストールが完了したら、「今すぐ再起動しますか?」と画面が出る
  2. USBメモリを抜いて再起動する
  3. UEFI画面に入り、ブート優先をUbuntuが入っているSSDを一番上位にし、保存

これでPCの電源を入れるとUbuntuが立ち上がるようになる!

UEFI画面に入る前のキーを押してくださいというタイミングでF8を押下することで起動OSを選べれる。

  • Windows
  • Ubuntu
    どちらを起動しますか?的な画面が出てくる。

ひとまず、ここまでまとめてみました。
あとあと追記予定です。

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