IPアドレスは、大きく分けて2つある。
プライベートIPアドレス
家庭や企業など限定されたネットワーク内で使われるIPアドレスで、インターネットとは直接つながらない。
理解のポイント
- 家や会社のネットワーク内(LAN)で宛先を決めるための論理的な番号
- 同じIPでも別の家庭・会社なら重複してもOK
- 外のネットワークとは直接通信ができない
送信元と宛先のIPアドレスが一意(重複なし)であれば、
限定されたネットワーク内で確実に通信できる。
パブリックIPアドレス
インターネット上で使われる唯一のIPアドレスで、世界中で重複してはならない。
理解のポイント
- グローバルに通用するユニークな番号
- 世界中で「重複なし」で管理されている
- 自分のネットワークがインターネットにアクセスするには最終的にこのIPが必要になってくる
- 通信先(例:YouTube, Googleなど)もこのグローバルIPを使っている
グローバルIPアドレスとは用語が違うだけであって意味は同じ
疑問 → 理解の流れ
インターネット通信をしなければ、プライベートIPってこと?
プライベートIP = 家や会社のネットワークで完結する通信で使われる
- PC ⇔ プリンター(LAN内)
- スマホ ⇔ NAS(LAN内)
- PC ⇔ ファイルサーバ(社内)
インターネットとは無関係なので、パブリックIPもNATも関係ない
Google検索をしないと、インターネット通信してない?
現代のPC・スマホは電源を入れた瞬間から通信している
タイミング | 実際に行われている通信 |
---|---|
PC起動時 | ・Windowsアップデート確認 ・セキュリティチェック ・Microsoftアカウント同期など |
スマホ起動時 | ・アプリの通知確認 ・時刻同期 ・各種バックグラウンド通信など |
アプリ起動時 | ・サーバーへの状態確認 ・最新データの取得など |
何もしていないように見えても、
すでにネット通信している = パブリックIPを使っている。