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【CP4DaaS】デプロイメント・ジョブの実行にタスク資格情報(APIキー)が必要になりました

Last updated at Posted at 2024-10-01

1. はじめに

IBM Cloud Pak for Data as a Service(CP4DaaS)のデプロイメント・ジョブ実行時のセキュリティーを向上させるために、2024/8/15からデプロイメント・ジョブを作成する際にタスク資格情報(APIキー)が必要になりました。

この記事ではタスク資格情報として使用できるユーザーAPIキーの作成方法や、デプロイメント・ジョブ作成時のユーザーAPIキーに関する内容について記載します。

(2024年9月時点の機能をもとに記載していますが、今後UIや仕様に変更が入る可能性がある点をご了承ください。)

2. ユーザーAPIキーの作成

ユーザーAPIキーを作成するには、CP4DaaSのWatson Studioにログイン後、画面右上のアバターをクリックし、「プロファイルと設定」をクリックします。
image.png

次に「ユーザーAPI鍵」タブをクリックします。
image.png

「鍵を作成する」ボタンをクリックし、ユーザーAPIキーを作成します。
image.png

作成されたユーザーAPIキーが一覧に表示されます。
image.png

なおユーザーAPIキーはIBM Cloudの「管理」>「アクセス(IAM)」>「APIキー」からも確認できます。
image.png

3. ジョブの作成

ここではデプロイメント・スペースからジョブを作成する場合と、プロジェクトからジョブを作成する場合のそれぞれにおいて、ユーザーAPIキーが関連する設定画面について記載します。

3-1. デプロイメント・スペースからジョブ作成

デプロイメント・スペースからデプロイメント・ジョブを新規作成してみます。
作成済みのバッチ・デプロイメントを開き、「新規ジョブ」ボタンをクリックします。
image.png

最初に表示される「詳細の定義」スクリーンに、タスク認証情報が必要な旨のメッセージが表示されます。
事前にユーザーAPIキーを作成している場合はこのままジョブの作成を進められますが、未作成の場合は先に上記の手順で作成しておきます。
image.png

この後の画面ではユーザーAPIキーの設定項目は表示されないため、そのままジョブの作成を進めることが可能です。

3-2. プロジェクトからジョブ作成

次にWatson Studioのプロジェクトからジョブを新規作成してみます。
ここでは作成済みのSPSS Modelerフローからジョブを作成します。
SPSS Modelerフローのオーバーフロー・メニューから「新規ジョブ」をクリックします。
image.png

任意のジョブ名を入力し、「次へ」をクリックします。
image.png

「フロー・パラメーター」と「構成」を設定後、「スケジュール」の設定画面で「スケジュールで実行」にチェックを入れます。
image.png

すると以下のような画面が表示され、ジョブの実行にAPIキーが使用されることが分かります。
事前にAPIキーを作成済みのため、「API鍵のローテート」ボタンが表示されています。
image.png

APIキーが未作成の場合は以下のような「新規API鍵の作成」ボタンが表示されます。このボタンをクリックしてAPIキーを作成することが可能です。
image.png

APIキーが作成されると次の設定画面に進むことができ、ジョブを作成することができます。

4. APIキーのローテート

ユーザーAPIキーが作成済みであるとAPIキーの一覧に「回転」ボタンが表示されます。
image.png
このボタンをクリックすると新しいユーザーAPIキーが作成され、これまでのユーザーAPIキーは「フェーズアウト」状況に変わります。
image.png
なおローテート後のジョブ実行では新しいユーザーAPIキーが自動的に使用されるため、既存のジョブに対しAPIキーの再設定は不要です。

参考リンク

おことわり

このサイトの掲載内容は私自身の見解であり、必ずしも所属会社の立場、戦略、意見を代表するものではありません。 記事は執筆時点の情報を元に書いているため、必ずしも最新情報であるとはかぎりません。 記事の内容の正確性には責任を負いません。自己責任で実行してください。

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