IBM TealeafによるMouse Movementトラッキング
この記事ではIBM Tealeaf (Acoustic Experience Analytics) UI Capture SDK 5.6.0の新機能であるMouse Movement(マウス動作)のトラッキングについて記載します。
マウス動作のトラッキング機能を使用すると、Webサイト上でのユーザーのマウスの動きを記録し、セッション・リプレイで再現することが可能になります。
なおマウスを使用しないモバイルデバイスは対象外です。
#1. SDKの設定
基本的なSDKの作成方法はこちらの記事を参照してください。
https://qiita.com/TNAOKI/items/31e44d154907f9199871
ファイルの最後の方にある"mousemove"のセクションで"enabled"を"true"に設定します。
mousemove: {
enabled: true,
sampleRate: 200,
ignoreRadius: 3
}
#2. 再生設定
セッションの再生画面から再生設定の画面に入り、「マウスの動作の表示」にチェックを入れます。
マウス動作の軌跡の表示方法を設定することができます。
・証跡なし・・・マウスの軌跡は残りません。
・フェードする証跡・・・マウスの軌跡が一定時間表示されます。
・永続的な証跡・・・マウスの軌跡が残ります。
#3. マウス動作の確認
セッションの再生画面で「自動再生」のアイコンをクリックします。
自動再生が開始されるとユーザーのマウスの軌跡が表示されるようになります。
「フェードする証跡」を設定した場合、マウスの軌跡が一定時間表示されます。
「永続的な証跡」を設定した場合、マウスの軌跡が常に表示されます。点線の間隔がマウスの動作スピードを表しており、間隔が広いと早く動かしたことを示し、間隔が狭いところはゆっくり動かしていることになります。