コンテナの操作をするにはコマンドが必要!!
ということで、Dockerコマンドの一覧をメモしときます
⚙️代表的なコマンド
---- container ----------------------------------
Dockerコマンド | 何を | どうするか | オプション | (意味) |
---|---|---|---|---|
docker | container | start | -a , -i | (コンテナを開始する) |
stop | -t | (コンテナを停止する) | ||
create | -a -e -i -p -v ... | (コンテナを作成する) | ||
run | -d -e -i -t ... | (Dockerイメージをダウンロードし、コンテナを作成して起動する) | ||
exec | -i -t | (実行中のコンテナ内でプログラムを実行する) | ||
ls | -a | (コンテナ一覧を表示する) | ||
cp | (DockerコンテナとDockerホスト間でファイルをコピーする) | |||
commit | (Dockerコンテナをイメージに変換する) |
---- image ----------------------------------
Dockerコマンド | 何を | どうするか | 意味 |
---|---|---|---|
docker | image | pull | (Docker Hubなどからイメージをダウンロードする) |
build | (Dockerイメージを作成する) | ||
rm | (Dockerイメージを削除) | ||
ls | (自分がもっているイメージを表示) | ||
search |
---- volume(ボリューム) -----------------------------
コンテナからマウントできるストレージ
Dockerコマンド | 何を | どうするか | 意味 |
---|---|---|---|
docker | volume | create | (ボリュームを作る) |
rm | (ボリュームの削除) | ||
inspect | (ボリュームの詳細情報の表示) | ||
ls | (ボリュームの一覧表示) | ||
prune | (現在マウントされていないすべてのボリュームの削除) |
---- network ----------------------------------
Dockerコマンド | 何を | どうするか | 意味 |
---|---|---|---|
docker | network | connect | (コンテナをネットワークに接続) |
disconnect | (ネットワークから切断する) | ||
create | (ネットワークの作成) | ||
inspect | (ネットワークの詳細情報の表示) | ||
ls | (ネットワークの一覧表示) | ||
rm | (ネットワークの削除) | ||
prune | (現在コンテナがつながっていないすべてのネットワークの削除) |
---- 単独のコマンド ----------------------------------
コマンド | 意味 | オプション |
---|---|---|
login | Dockerレジストリにログイン | -u -p |
logout | Dockerレジストリからログアウト | |
search | Dockerレジストリで検索 | |
version | Docker Engineおよびコマンドのバージョンを表示する |
⚙️コンテナ操作にはDockerコマンド
コンテナ操作するコマンド文は、すべて「docker」コマンドから始まります。
dockerコマンドに続いて、「何を」「どうする」「対象」を記述
docker 「何を」「どうする」「対象」
↓ ↓ ↓
docker container run penguin
⚙️オプションと引数
しかし、実際に操作するときはもっと長い命令を書いています。
基本は上に書いてある通りですが、ほかに 「オプション」「引数」と呼ばれる付属情報
が付きます。
例えば、「container run」コマンドに「-d」「penguin」という対象に対して「--mode=1」という引数をつけると以下の通りになります。
docker container run -d penguin --mode=1
「‐d」は、「バックグラウンドで実行する」、「--mode=1」は、「モード1で起動する」程度の意味ですが、オプションと引数が付く場合と、付かない場合があります。
⚙️コマンドの基本まとめ
まとめると、コマンドがこのように構成されています
docker コマンド (オプション) 対象 (引数)
---- コマンド ----------------------------------
Dockerコマンドに続けて、「何を」「どうしたいのか」という指示を書くのがコマンド部分でした。
---- オプション ----------------------------------
オプションはコマンドに対して、細かい設定をするものです。バックグラウンドで動かす場合は、「-d」、キーボードから操作する場合は「-i」
「-t」をつけるなど、コマンドの実行方法やコマンドに渡したい値を設定します。
-d
--all
「-d」のように「-」と1文字の組み合わせのオプションは、まとめて書くことができます。
-dit
---- 対象 ----------------------------------
コマンドの「何を」「どうする」に対し、具体的な名前を指定します。
---- 引数 ----------------------------------
対象に対し、持たせない値を書きます。文字コードの指定や、ポート番号の指定などを行います。
例えば、MySQLとWordPressを組み合わせて使うときに、MySQL側で、WordPressが対応している旧式の認証方法を指定するために3つの引数を指定するなど、使う場面は限られます。