はじめに
スケジューラーでプロセスを実行している際に、エラーが発生してプロセスが中止することがあります。
何も設定をしないと、プロセスがエラーになった時にスケジューラーも止まってしまいます。
そこで、プロセスが中止になってしまってもスケジューラーが中止にならないようにするためのリカバリー方法について解説します。
前提
バージョン
Blue Prism v6.8.1
リカバリー方法
リカバリーするためには、次の2つの設定を行います。
- 例外発生時のタスク設定
- 「エラー発生時、タスクを中止」のチェックを外す
順番に説明します。
例外発生時のタスク設定
スケジュールのタスクの設定を開きます。
タスクには完了時だけでなく、例外発生時のタスクを設定することができます。
今回は先ほどエラーになったプロセス3の例外発生時にタスク4を呼び出すよう設定します。
こうすることで、プロセス3で例外が発生しても、プロセス4を実行することができるようになります。
しかし、このままだとまだ設定が足りません。
次に紹介する「エラー発生時、タスクを中止」のチェックを外すことが必要になります。
「エラー発生時、タスクを中止」のチェックを外す
図の赤枠で囲った、「エラー発生時、タスクを中止」のチェックボックスは、デフォルトではオンになっています。
なので、こちらをクリックして、チェックを外します。
これでリカバリーの設定が完了しました。後は全てのタスクに対してこの設定を行います。
設定したら、実際に実行してみます。
無事にプロセス3が中止になった後、プロセス4を走らせることができました。
まとめ
リカバリー処理は2つの設定が必要です。
①例外発生時のタスク設定
②「エラー発生時、タスクを中止」のチェックを外す
もし例外発生時のタスクを設定しているのに中止になってしまったら、「エラー発生時、タスクを中止」にチェックがついていないか確認してみて下さい。