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【徹底解説】プログラミング初心者が3ヶ月かけて、Ruby on RailsのアプリをAWSにデプロイしました!

Last updated at Posted at 2022-12-02

みんなの戦国武将

1. 概要

  • 200 人以上の豊富な戦国武将の中から、好きな武将を見つけたり、登録することができます。
  • 好きな武将にコメントを投稿することで、気の合う仲間とつながることができるアプリです。
    pc2.gif

2. 開発背景

歴史が大好き

2016 年大河ドラマ「真田丸」をきっかけに歴史に興味をもち、歴史の本を購入したりする中で、実際に現地に行くことが趣味になりました。
中でも戦国武将について調べることが日課となっていて、特に気になる武将がいれば、ゆかりの地を巡ったりしています。
haikei1jpg.jpg

歴史を通じて交流がしたい

そうした中で、現地に行って得られた体験を共有したかったのですが、同世代に好きな人がおらず、ひとりで楽しむ程度でした。
そのため、「歴史に興味のある人との交流できたらいいな」と思っていたため、今回アプリを作ることを決めました。
「あの戦国武将と自分の出身地が一緒」というだけでも興味を持ちやすいですし、そういう方にぜひ使ってもらいたいアプリです。
haikei2.jpg

3. 機能

機能一覧

項目 内容
ログイン関連 ログイン、ゲストログイン、ログアウト
ユーザー関連 登録、編集、削除
武将検索 名前検索、50 音検索、出身地検索
武将登録 登録、編集、削除
いいね 武将にいいねできる
コメント 武将にコメントできる
ランキング いいね数/コメント数ランキング
フォロー ユーザーのフォロー、アンフォロー
マイページ 登録/いいね/コメントした武将一覧、フォロー/フォロワー一覧

使い方

武将検索(50音)

  • 登録されている戦国武将を50音(あ行〜わ行)で検索することができます。
    index

武将検索(出身地)

  • 登録されている戦国武将を出身地(都道府県別)で検索することができます。
    prefecture

マイページ

  • 登録されているアカウント情報の確認・変更をすることができます。
  • アカウント情報には登録・いいね・コメントした武将フォロー・フォロワーを一覧で確認することができます。
    mypage

4. 開発環境

使用技術

項目 内容
バックエンド Ruby 3.1.2
フレームワーク Ruby on Rails 6.1.7
フロントエンド HTML/CSS/JavaScript
主なgem device/kaminari/carrierwave/ransack/bootstrap/webpacker/debug
データベース PostgreSQL
コード解析 RuboCop
コード管理 GitHub
デプロイ Capistrano
インフラ AWS(VPC/RDS/EC2/Route 53/ACM/ALB/S3/IAM/CloudFront)

インフラ構成図

インフラ構成図.png

ER 図

ER図(個人).drawio.png

画面遷移図

画面遷移図(個人).drawio (1).png

5. 工夫した点

N+1問題の解消

  • 武将やユーザー一覧を表示する際のSQL発行回数や処理速度改善のため、ActiveRecordのincludesメソッドを採用しました。
  • includesは絞り込みが必要な時は例外を投げずにeager_loadにfallbackするため、絞り込みができないpreloadや複数のクエリで絞り込めないeager_loadより運用しやすいと考えました。
  • 注意点として、associationが複数あるときは個別に最適化できないため、クエリのデータ量を判断しながら、今後も最適化していきたいです。
  • 今回はuser.followingでフォロー一覧を取得し、passive_relationshipsの受動的関係をincludesすることで、N+1問題を解決しました。

n+1.gif

いいねを非同期処理

  • いいねボタンをクリックした際に、ページ全体をリロードするのではなく、いいねボタンのみ変化する非同期処理を実現しました。
  • Ajaxを利用することで、JSONを使って非同期にサーバとの間の通信を行うため、webプラウザから、htmlファイルのタグで囲った一部の情報をリクエストするので、それ以外の部分は変わらない仕様にしました。
    hidouki.gif

実務開発を想定

  • 実務開発を想定し、現職でも利用している PDCA サイクルを意識して取り組みました。

    PLAN:大・中・小目標に分類して、独自のガントチャートを作成し、進捗を管理しながら進めました。
    DO:とにかく手を動かすことを意識し、20 分考えても分からない場合はメンターへ質問しながら進めました。
    CHECK:入会しているスクールの週次ミーティングで進捗状況やアプリのレビューを行い、内容を修正しながら進めました。
    ACTION:レビューで指摘された点はもちろん、同様の点が他にもないか考えながら、修正していきました。
    jitumu.jpg

6. 今後の課題

Amazon SESの導入

ログインのセキュリティ強化に繋がるメールアドレス認証のため、Amazon SESを導入します。

DockerやCircleCIの導入

実際の開発を想定したインフラ環境に近づけるため、DockerやCircleCIを導入します。

Google Maps APIの導入

戦国武将を地図上で直感的に検索できるようにするため、Google Maps APIを導入します。

以上です。ここまでご覧いただき、誠にありがとうございました。

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