こんにちは。TRAILBLAZERでPdMをしています浦上です。9月に入社して、現在はWESTERアプリの開発や新規サービスの企画に関わっています。
普段はプロダクトの機能開発をメインに担当することが多いのですが、今回WESTERアプリに掲載するバナー改善を担当する機会をいただきましたので、バナー作成について記事を書いてみたいと思います。
バナー作成の基本ポイント
バナー作成の基本ポイントは様々な記事でも紹介されていますが、その中から私が重視したポイントを紹介します。デザインはデザイナーさんが担当、私は情報構成や訴求内容の検討をしました。
伝えたい情報を決める
バナーは限られたスペースでユーザーの興味を引きつけなければならないため、情報の取捨選択が重要です。「一番伝えたいメッセージは何か?」を明確にする必要があります。
メリハリを考えて情報を配置
キャンペーンの条件等を正しく伝える必要がある場合、注釈含め記載が必要な情報が多くなります。情報が多すぎて伝えたいことが埋もれてしまわないように、必要最低限の情報に絞りつつ、視覚的に目を引くバナーに仕上げることが大事で、情報の優先順位を決めて配置を考えます。
配置する場所とのバランス、ユーザーの視線を想像してチェック
できあがったバナーを実際の配置場所においてみて、全体のバランスやユーザーの目に止まるかどうかをチェックします。
訴求方法を変えてみる
担当したうちのひとつ、WESTERポイント1,000ポイントで新幹線のグリーン車にアップグレードできるポイント商品があります。このケースでは、「快適さを訴求するパターン」と「お得さを訴求するパターン」の2種類のデザインを作成しました。それぞれの狙いをご紹介します。
パターン1:快適さ訴求
グリーン車の魅力は何か?調べた結果、多くの人が「広々とした空間」や「静かな環境」といった理由でグリーン車を選んでいることが分かりました。アンケート結果からもこれが裏付けられたため、この要素を押し出すデザインを採用しました。新幹線を利用する方に向けて、グリーン車に乗る動機を持ってもらえるように、実際のグリーン車の座席写真を使用し、視覚的に快適さを伝えることを重視しました。
パターン2:お得さ訴求
1,000ポイント(=1,000円相当)でグリーン車にアップグレードできると言われても、どれくらいお得なの伝わらないのではという仮説を考えました。グリーン車に乗ったことがない私自身、グリーン車の通常のお値段がどれくらいで、1,000円相当で乗れることがどの程度「お得」なのか具体的な金額イメージを持っていませんでした。そこで、具体的なお得さを示すことを検討。実際にお得になる金額を全面に出すことで、どれだけお得なのか即座に理解できるようにしました。
今後の検証
今後、この2つのバナーデザインを使って、どちらが高いコンバージョン率(CVR)を達成するかを検証していきます。どういった結果が出るのか、実際のデータが楽しみです。テストを繰り返しながら最適解を探していきたいと思っています。
【※おまけ】WESTERポイントアップグレード(グリーン)の紹介
WESTERポイント1,000ポイントを使って山陽新幹線のどの区間でもグリーン車にアップグレードできます。例えば「新大阪〜博多」で利用する場合、約6,000円もお得になるんです。
せひチェックしてみてください!
https://www.jr-odekake.net/goyoyaku/e5489/westerpoint-use/#use02