テキストブロックとは
Java SE 15で正式導入された新しい文字列の表現方法です。
複数行にわたる文字列を、シンプルかつ読みやすい形式で書けるようになりました。
使い方
テキストブロックは、"""(ダブルクォート3つ)で囲むことで定義できます。
String text = """
Hello,
Java World!
""";
System.out.println(text);
🔹 文字列内の 改行もそのまま反映 されます。
🔹 末尾の「"""」 は新しい行から始めるのがルールです。
テキストブロック導入で変わったこと
従来の問題点 | テキストブロック導入後の改善 |
---|---|
長い文字列や複数行文字列は + で連結しないと書けなかった |
複数行をそのまま自然な形で記述できる |
\n や \" のエスケープが多くて読みにくい |
自然な文章のままで記述可能 |
JSONやHTMLなどを書くとコードが崩れる | フォーマット保持したまま書けて視認性向上 |
改行・インデントの取り扱いが面倒 | 自動インデント調整、改行も含まれる |