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「なぜ伝わらない?」エンジニアの思考タイプ別に考える新人教育

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背景

私が大好きなラジオ『ゆる言語学ラジオ』を視聴していたときにふと思いました。
「思考プロセスが人によって違うなら似た思考プロセスの人に教えてもらった方が分かりやすくね?」と。
そんな私のいろんな考えを発信していきたい、もとい語りたいと思ったのでこの記事を書きました。

動画を見るかタネ本を読むとこちらの記事をスムーズに読めると思います。

『ビジュアル・シンカーの脳 「絵」で考える人々の世界』
テンプル・グランディン (著), 中尾 ゆかり (翻訳)  

思考形式を確認してみよう!

これは実際に著書で出てきたチェック項目です。
Yesと回答したものがいくつあるか数えてみてください。

  • 考える時には、言葉ではなく、主に絵を使う。
  • 方法や訳を説明できなくても、物事がわかる。
  • 普通と違う方法で問題を解決する。
  • 物事をありありと想像する。
  • 目で見たことは覚えているけれど、耳で聞いたことは忘れる。
  • 単語をつづるのが苦手。
  • 物体をいろいろな視点から思い浮かべることができる。
  • 整理整頓が苦手。
  • 時間の経過がわからなくなることがよくある。
  • 行く先は言葉で説明してもらうより、地図を見るほうがわかる。
  • 一度しか行ったことのない場所でも道順を覚えている。
  • 字を書くのが遅く、字はほかの人に読みづらい。
  • 他の人の気持ちがわかる。
  • 音楽か美術か機械が得意。
  • 周囲が思っている以上に物知り。
  • 人前で話すのは苦手。
  • 歳を重ねるごとに賢くなっていると思う。
  • コンピューターに熱中する。

引用:『ビジュアル・シンカーの脳 「絵」で考える人々の世界』

このチェック項目から分かることは、Yesと回答したものが10個以上あると視覚思考者の傾向が高いそうです。

私が実際にこのテストを行ったところ、Yesの数は8個でした。やや視覚思考寄りというところでしょうか。

このテストはグラデーションなので、あくまでその傾向が強い・弱いというだけなので、完全に言語思考か、完全に視覚思考かというものではないことだけ注意してください。

結果はどうでしたか?

言語思考者と視覚思考者の違いは先ほどのチェック項目でなんとなくわかったかと思います。
視覚思考者は絵や図で思考し、言語思考者は論理的な思考をしそうですよね。

ここでエンジニアの皆さん、職場の同僚を思い浮かべてください。


このチェック項目のYes数、かなりはっきり分かれそうじゃないですか?

「何かを説明していても特定の人にはすごく伝わるのに何故かこの人には伝わらないんだよなぁ。」  

「さっき説明したのにまた同じ説明をするのか...」

「先輩に質問したけど独り言をした後にすごい勢いで説明し出して全然意味がわからない...」

皆さんも、このような経験はありませんか?
こういったことは知識の差ももちろんあると思いますが、思考プロセスの違いによるものも多分に含まれているのではないでしょうか?

新人教育は思考プロセスが近い人がやった方が効率が良さそう

先ほどの経験からも分かりますが、思考プロセスが近い人の説明の方が分かりやすく、コミュニケーションコストが低いのではないでしょうか?

例えば、DBのリレーションを説明するときに図を用いて説明したら分かりやすい人と、言語を用いての説明で十分な人がいるわけです。ここで思考プロセスが全く違う人をメンターにしてしまった場合、こうなるのではないでしょうか?

Aさん「リレーションってなんですか?」
(5分経過)
Bさん「...ってことだよ。」
Aさん「あまり腹落ちしないです...」
Bさん「んーじゃあ図に書いてみようか。」

このようなやりとりが質問するたびに発生するわけです。思考プロセスの違いによりお互いにストレスを感じる、新人は理解できない、メンターは時間を取られる、最悪ですよね。

だとしたら始めから思考プロセスが似た人をメンターにつけた方が説明する側も説明しやすいですし、躓きやすいポイントもおそらくそのメンターと似たようなところになりそうなので、そのときにする「どう解釈したか?」という抽象的な説明はかなり新人に刺さりそうじゃないですか?
何よりお互いのストレスが少なくなりそうですよね。

皆さんはどう思いますか?ぜひ意見を聞かせてください!

今回は新人教育という観点で持論を展開してみました。
新人教育はエンジニアになってから一度も経験がないので机上の空論であるところもあるかと思いますが、
私の教育される側としての経験と説明するときに感じたことと紐つけて考えてみました。
私がいつか新人教育をすることになったらこの観点で一度教育をしてみて、改めて記事にまとめたいと思います!

この思考方法の観点は他にも、

  • チャット or Web通話
  • プロジェクトメンバー選定
  • プロジェクトルールの作成

等にも使えそうなので、また記事にするかもしれません。

皆さんの経験や考えをぜひコメントで聞かせてください!

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