自分を責めすぎていませんか？
この記事を読んでいる皆さんの中に、次のようなことで悩んでいる方はいませんか？
- ミスをすべて自分のせいだと思い込んでしまう
- WBS（作業分解構成図）通りに仕事が進まない
- 上司や先輩に迷惑をかけているのではないかと心配している
これらは、私がエンジニア1年目だった頃、まさに感じていたことです。
1年目のエンジニアが抱える課題
1年目のエンジニアが直面する課題は多岐にわたります。その中には、自分に原因があるものもあれば、自分以外に原因があるものもあります。しかし、多くの人は「自分のせいだ」と思い込んでしまいがちです。
その一方で、上司や先輩社員も、自分のミスを認めたくないために責任を新入社員に押し付けることがあります。こうした環境では、1年目のエンジニアが自分自身を振り返る余裕を持つのは難しいでしょう。
そこで、自分を責めすぎないために、自分のメンタルを守るために、失敗の原因と対策を次のように分類する方法を試してみてください。
失敗の原因と対策を分類する方法
何か失敗したと感じたとき、以下のように原因を振り分けてみましょう：
- 原因が自分にあるもの
- 原因が自分以外にあるもの
- すぐに実践できるもの
- 時間をかけて解決する必要があるもの
これを行うことで、自分が何に取り組むべきかが明確になります。
以下は、私自身が1年目の時に経験した「スケジュール通りに画面を製造できなかった」ケースを例にした分類です。
例：スケジュール通りに画面を製造できなかった場合
原因が自分にあるもの
- 技術力が足りなかった
- 調べるのに時間がかかりすぎた
原因が自分以外にあるもの
- そもそもスケジュールに無理があった
- OJTでついている先輩の態度が悪く、質問する気になれなかった
すぐに実践できるもの
- 雑談ベースで先輩社員に調べ方を尋ねる
- 予定に無理があると感じたタイミングで相談する
時間をかけて解決する必要があるもの
- プログラミング言語に関する勉強時間を週に10時間確保する
- マネジメントを学び、WBSや工数見積もりの精度を向上させる
まとめ
失敗に直面したとき、自分を責める前に冷静に原因を分析し、できることから取り組む姿勢が大切です。
失敗の原因を自分以外にも目を向けて分類することで、新たな気づきが得られるはずです。1年目は誰にでも失敗がつきものですが、次に活かせる失敗は成功への第一歩です。