【ポートフォリオ開発記】 #5 ユーザーサービスの作成

はじめに

今回はServiceを実装していきます！
ServiceはSpring Boot アプリケーションにおける「ビジネスロジック層（サービス層）」ですね！

では実装していきましょう！

コード

package com.example.noteapp.backend.service;

import com.example.noteapp.backend.entity.User;
import com.example.noteapp.backend.repository.UserRepository;
import org.springframework.stereotype.Service;
import org.springframework.transaction.annotation.Transactional;

import java.util.List;
import java.util.Optional;

@Service
@Transactional
public class UserService {

    private final UserRepository userRepository;

    public UserService(UserRepository userRepository) {
        this.userRepository = userRepository;
    }

    public List<User> findAll() {
        return userRepository.findAll();
    }

    public Optional<User> findById(Long id) {
        return userRepository.findById(id);
    }

    public User save(User user) {
        return userRepository.save(user);
    }

    public void deleteById(Long id) {
        userRepository.deleteById(id);
    }
} 

アノテーションの説明

@Service

• このクラスが サービス層であることを示す
• Spring によってDI対象（Bean)として管理される

@Transactional

• メソッド単位で トランザクション処理を行う
• 複数のDB操作がある場合、一括でコミット／ロールバックできる

コンストラクタ

public UserService(UserRepository userRepository) {
    this.userRepository = userRepository;
}

• UserRepository を依存注入（DI）
• DBアクセスに必要なリポジトリをサービスクラスに渡している

各メソッドの解説

findAll()

public List<User> findAll()

• 全ユーザーを取得する
• 戻り値は List<User>

---

findById(Long id)

public Optional<User> findById(Long id)

• 指定した ID のユーザーを取得
• Optional<User> を返し、ユーザーが存在しないケースにも対応

Optionalを使う理由

理由	解説
存在しないIDを扱う可能性があるから	findById は「見つからないかも」という状況を想定しているため。
例外を投げずに、呼び出し側に判断を委ねられるから	Controllerや別のServiceが「404返す？例外投げる？無視する？」などを自由に選べる。
柔軟性・テスト性が上がる	「存在しないとき」のテストも書きやすくなる。

---

save(User user)

public User save(User user)

• ユーザー情報を 新規作成 or 更新
• ID がある → 更新、ID がない → 新規登録

---

deleteById(Long id)

public void deleteById(Long id)

• 指定したユーザーを 削除

補足

コントローラーにビジネスロジックを直接書かないことで、責務の分離が実現できます。
将来的に処理が増えても、この UserService に処理を集約することで保守性が高まります。

まとめ

メソッド名	説明
findAll()	全ユーザーの一覧を取得
findById(id)	ID を指定してユーザー取得
save(user)	ユーザーの保存（新規/更新）
deleteById(id)	ユーザーの削除