🗺️ AWSのグローバルインフラ構成とは?
AWSは、世界中に巨大なクラウド基盤を展開しています。主な構成要素は以下の5つ。
概念 | 例え | 役割 |
---|---|---|
リージョン | 国 | AWSの基本的な拠点。地理的に独立 |
AZ(アベイラビリティゾーン) | 都道府県 | 災害時も止まらないように分散された場所 |
エッジロケーション | コンビニ | Webや動画の配信拠点。超高速 |
ローカルゾーン | 出張オフィス | 地方や都市近くで超低レイテンシ実現 |
Wavelength Zone | 5G基地局隣のミニAWS | 5Gと連携してスマホやIoT向けに超低遅延 |
✅ リージョン(Region)=「国」
- 世界中に存在(例:東京、大阪、バージニアなど)
- 1つのリージョンに2つ以上のAZがある
- 地理的に独立 → 地震や障害時にも他リージョンで冗長化可能
- 利用料金や使えるサービスがリージョンによって異なる
- 日本では「東京」「大阪」の2つ(※大阪は災害対策用)
🏢 アベイラビリティゾーン(AZ)=「県や都市」
- 1つ以上の物理データセンターの集合体
- AZごとに電力・冷却・ネットワークが独立
- 同じリージョン内でも数km〜数十km離れて配置
- 複数AZを使うことで、高可用性(HA)構成が実現
🌐 エッジロケーション=「近所のコンビニ」
- Webサイトや動画の高速表示に使われるCDNの拠点
- 世界中に300以上あり、ユーザーの近くでデータを配信
- 主にAmazon CloudFrontが使用
📍 ローカルゾーン=「出張オフィス」
- AWSリージョンの外に設置されたAWSの拠点
- 1桁ミリ秒レベルの低レイテンシが求められるアプリ向け
- 例:AR/VR、映像処理、医療、ゲーム
📶 Wavelength Zone=「5G基地局の隣にあるAWS」
- 通信キャリアの5Gネットワーク内にAWSを設置
- 10ms未満の超低遅延で、IoT・スマホ・自動運転向けに最適
- AI推論やAR/VR、リアルタイム配信アプリケーションで活躍