ios ライセンス・証明書
ここでは証明書やprovisioningの発行手順などは省略します。
証明書関連
CertSigningRequest(CSRファイル)
ローカルマシン上で作成する、個人を特定するキーとなるファイルです。
後述するcerファイルをダウンロードするとKeychain Access上でcerファイルと
private keyが紐づきます
Certificates(cerファイル)
開発者個人を特定するための証明書です。
CSRファイルを作成したローカルマシンと同じマシンに
取り込んだ場合、private keyと紐づきます。
証明書には
- Development(開発用)
- Production(配布用)
があります。
p12ファイル
keychain Access上でcerファイルとprivate keyをエクスポート時に作成されるファイルです。
作成した証明書を他のマシンに移行する時などに使用します。
Devices
端末情報などを登録します。ここに開発機として登録したデバイスでないとAdhoc配布時にアプリをインストールできません。
App ID
アプリのID情報です。Bundle IDを設定したりします。
Provisioning Profile
上記したCertificates、Devices、App IDを紐づけたプロファイルです。
Provisioningファイルも
- Development(開発用)
- Distribution(配布用)
があります。
Distributionにはさらに
- Adhoc(デバイス100台に配布可能)
- In-House(無制限に配布可能)
- App Store(ストア配信用)
があります。
iosライセンス
iosの一般的なライセンスには
- Apple Developer Program
- Apple Developer Enterprise Program
があります。
ライセンス比較(2023年6月)
Apple Developer Program | Apple Developer Enterprise Program | |
---|---|---|
年間費用 | 99米ドル | 299米ドル |
Apple Store配布 | ○ | × |
Ad Hoc配布 | ○ | ○ |
in-house配布 | × | ○ |
ライセンス | - | 法人のみ |
プロビジョニングファイル期限 | 1年 | 1年 |
証明書期限 | 1年 | 3年 |
EnterpriseライセンスはIn-House配布をすることが可能でアプリを無制限に配布可能となっていますが、アプリの利用は組織内に限られており、これに違反してしまうと最悪ライセンスを取り消されてしまうということもあります。
また、EnterpriseライセンスではProvisioningファイルが失効してしまうとアプリが起動しなくなってしまいますので、cerファイル、Provisioningファイルの更新により注意を払っておく必要があります。
2020年ごろからEnterpriseライセンスの新規申し込みはほぼ通らなくなったようです。。(2023年6月追記)