最近はキーボードのキーマップを変えることに凝っています。これまではHHKBをつかっていたのですが、気分を変えて自作キーボードを入手しました。
QMK FirmwareをProMicro(マイコン)に書き込むタイプの自作キーボードなら、比較的簡単にキーマップを変えられます。
キー数を減らすにはレイヤーをどう設計するか。タップダンス(連打)をどこに取り入れるか。タップとホールドの調整はどうすると違和感が少ないかなど、日々試行錯誤しながら、キーマップ沼にどっぷり浸かっています。
さて今回はQMKでctrl-HをBackSpaceキーに変える簡単な方法を共有します。ブラウザでの文字入力時に履歴タブが開いて萎える方必見です。
QMKのオーバーライド機能を使用します。GitHubの説明の通りですが、まずrules.mkに以下の記述を追加します。
KEY_OVERRIDE_ENABLE = yes
そして、Simple Example を参考にして、keymap.cに以下の記述を追加します。
const key_override_t backspace_key_override = ko_make_basic(MOD_MASK_CTRL, KC_H, KC_BSPC);
// This globally defines all key overrides to be used
const key_override_t **key_overrides = (const key_override_t *[]){
&backspace_key_override,
NULL // Null terminate the array of overrides!
};
追加のコードはこれだけです。これをコンパイルしてマイコンに焼くと、履歴タブとはおさらばです。