罪悪感駆動型開発
小学生のころなど、夏休みの宿題などを休みの最後の日にやる方が多々いると思います。
その最終日は、締め切りに追い詰められている分、かなり集中して宿題ができますよね。
今回ご紹介する罪悪感駆動型開発モデルでは、そういった締め切りややらなければいけないと思う罪悪感を利用して、アプリケーション開発を進める手法になります。
特に、今時の小学生や中学生、高校生などの若年層の開発者に取り入れられている開発モデルであるため、モダンなアプリケーション開発をされる方にはかなり有用でしょう。
罪悪感駆動型開発の進め方
罪悪感駆動型開発モデルは、以下の要領でシステムを開発していくアプリケーション開発手法になります。
1.何を作るか決める(その日、1日分のノルマを決める)
2.遊ぶ(魔剤をキメて、ゲームをする)
3.罪悪感を感じる
4.アプリを作り出す
この1から4のステップをデイリーで回していきます。
ポイントは、ノルマで決めたことを具体的に考えながらゲーム(遊び)をすることです。
その日のノルマをゲームをすると、漠然と「やらなきゃなー」と思うだけですが、ノルマをきちんと決めておくと「これをやらなきゃなー」と具体的に想像しながら罪悪感に浸れるので、いざ開発に取り組む際の集中力が高まります。
チームで開発や業務的に開発で使うと、より罪悪感を増幅でき集中力を増すことができます。
罪悪感駆動型開発のメリット
主なメリットとして、
・モチベーションに頼らないで開発できる
・その日のノルマをこなせる
・根を詰めすぎない
・プライベートの時間を確保しながらアプリケーション開発できる
罪悪感駆動型開発モデルの一番のメリットは、モチベーションに依存せず、ノルマを着実にこなしてアプリケーションを開発できることです。
やる気があるときにのみアプリケーションを開発しているようでは、いつまでたってもアプリケーションを作ることはできません。
罪悪感をあえて受け入れることで、モチベーションとった脆弱なフレームワークを排除し、永遠にアプリケーション開発し続けるといったケースを防ぐことができます。
また、アプリケーション開発において、メンタル面の不調をきたすことが多々あると思います。
が、この罪悪感駆動型開発モデルを使って自分自身のプライベートな時間を先に確保することで、メンタル面の不調を防ぎ、チームメンバーの健康を第一に考えることができます。
なにより、罪悪感を抱えながらやるゲームの気持ちよさを覚えたら、もう元の生活には戻れません。
罪悪感駆動型開発のデメリット
主なデメリットとして、
・ノルマを達成できないことがある
・罪悪感が薄れると、効果がなくなる
罪悪感駆動型開発モデルの性質上、ノルマがどうしても終わらないことがあります。
とはいえ、逆に考えて追い込まれて集中して開発しても終わらないということは、その一日でだらだらと開発しても終わらなかったものだと思います。
そういったユースケースに対しては、ノルマの決め方が適正でなかったり、具体的なノルマ設定ができていなかったりなどのノルマの決め方に原因があると思われます。自分自身のスキルに対して無理のないノルマに減らしたりしましょう。
また、罪悪感が薄れることによって集中力が減退することもあります。
しかし、アプリケーション開発の上手な手の抜き方を考えることができるため、問題になりません。
まとめ
罪悪感駆動型開発モデルはアプリケーション開発にとどまらず様々な物事に取り組む際に使用可能です。
チームメンバーのマネジメントにも使える素晴らしい手法です。
日本のDXを進めていくうえでとても重要な位置を占める開発モデルになってくると思います。この開発手法を使って、アプリケーション開発がうまく進められることを祈っております。