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【備忘録】vCSA構築手順

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vCSAの構築が苦手なので、備忘録として構築手順をまとめてみました。
何回作ってもいつも変なところで詰まるので、二度の失敗をしないために・・・
この手順通りにすれば、環境の差異がなければ問題なく構築できると思います。
※この手順はとりあえずvCSAを構築する場合です。
ちゃんとしたDNSサーバがある場合は、1と2の作業は不要です。

<手順概要>
1. DNSサーバを構築する
2. DNSを設定する
3. ESXiでDNSサーバを設定する
4. 作業端末でvCSAインストールをする(Step1)
5. Step1終了後、vCSAで疎通確認する
6. ESXiで疎通確認する
7. vCSAインストール(Step2)をする
8. エラーなく構築完了!

1.DNSサーバを構築する

vCSAのインストール中に名前解決が必要なので、DNSサーバを構築しましょう。
構築するDNSサーバの場所は、踏み台サーバ上でもESXi上でもOK。
ESXiとvCSAとネットワークが繋がっているところであれば大丈夫。

2. DNSを設定する

私はいつもWindow ServerでDNSサーバを立てています。
設定内容は以下の通り。

  • 正引きでゾーンを作成(ゾーン名はなんでも良い)
  • 逆引きでゾーンを作成(ネットワーク内容を記載)
  • ゾーン内にESXi、vCSA、DNSを登録
     ※PTNも一緒に作成する

※DNSサーバを構築後にDNSサーバのネットワーク設定で自身のDNSがDNSサーバに設定されていない時がたまにあります。再度ネットワーク設定を見直してみてください。
 「DNSサーバ構築→DNS役割→DNS設定→ネットワーク設定」だと自身がDNSだと自動的に設定が入るみたいですが。
 私は一回これが設定されてなくて詰まったことあります。

3. ESXiでDNSサーバを設定する

vCSAを載せるESXi構築の際にDNSサーバを設定していない時があります。
その際は忘れずにESXiのネットワーク設定でDNSを設定してください。
また、ESXiのネットワーク設定後は再起動が必要なので、仮想マシンは落としてくださいね。
(ESXiのコマンドでネットワークのみ再起動ってあるのかな)

4. 作業端末でvCSAインストールをする(Step1)

vCSAのisoファイルを作業端末にマウントして、vCSAのインストールをしましょう。
この時、ネットワーク設定でDNSサーバを指定してください。
また、SystemNameはFQDNじゃないといけないので、「test.local」と言った、ドットをつけましょう。

5. Step1終了後、vCSAで疎通確認する

Step1終了後、すぐにStep2に進まずに疎通の確認をしましょう。
※Step2でこけてしまったら、またStep1をしないといけないので・・・

  1. ESXi Host ClientでvCSAのコンソールを開く
  2. コンソール上で[Alt]+[→]を押下してコマンドコンソールを開く
  3. rootユーザでログインする(パスワードは設定したもの)
  4. 「ssh」を実行してSSHシェルに入る
  5. 以下のコマンドを実行して、疎通の確認をする
     nslookup 'ESXiのIPアドレス'
      →「'ESXiのホスト名'.'DNSで設定したゾーン名'」が表示されること
     nslookup 'DNSのIPアドレス'
      →「'DNSのホスト名'.'DNSで設定したゾーン名'」が表示されること
     nslookup 'vCSAのIPアドレス'
      →「'vCSAのホスト名'.'DNSで設定したゾーン名'」が表示されること
     ping 'ESXiのホスト名'.'DNSで設定したゾーン名'
      →疎通が取れること
     ping 'DNSのホスト名'.'DNSで設定したゾーン名'
      →疎通が取れること
     ping 'vCSAのホスト名'.'DNSで設定したゾーン名'
      →疎通が取れること

VMware公式サイトの方にはショートネームで疎通が取れることも確認してくださいと記載がありましたが、
実際はショートネーム(ホスト名のみ)で疎通が取れなくても大丈夫だったので、無理に設定しなくても良いと思います。

6. ESXiで疎通確認する

ESXiで疎通確認しましょう。
急いで構築した際にESXiのホスト名を設定し忘れていてStep2がこけていたこともあるので、
ホスト名の確認も最後に付け加えました。

  1. ESXiにteratermなどでログインする
  2. rootユーザでログインする(パスワードは設定したもの)
  3. 以下のコマンドを実行して、疎通の確認をする
     nslookup 'ESXiのIPアドレス'
      →「'ESXiのホスト名'.'DNSで設定したゾーン名'」が表示されること
     nslookup 'DNSのIPアドレス'
      →「'DNSのホスト名'.'DNSで設定したゾーン名'」が表示されること
     nslookup 'vCSAのIPアドレス'
      →「'vCSAのホスト名'.'DNSで設定したゾーン名'」が表示されること
     ping 'ESXiのホスト名'.'DNSで設定したゾーン名'
      →疎通が取れること
     ping 'DNSのホスト名'.'DNSで設定したゾーン名'
      →疎通が取れること
     ping 'vCSAのホスト名'.'DNSで設定したゾーン名'
      →疎通が取れること
  4. 以下のコマンドを実行して、ホスト名の確認をします。
     hostname

7. vCSAインストール(Step2)をする

ブラウザを起動して、「https://:5480」にアクセスすると、
vCSAインストールのStep2に進むことができます。
ウィザードに従ってドメインなどを設定して進めていきましょう。
インストールに進むと、途中で中止して再実行などはできないので、最後の確認項目ではしっかり設定を確認しましょう。

8. エラーなく構築完了!

名前解決で詰まるときは2%くらいで止まるので、そこで察します。
そこを乗り切ったら名前解決で詰まることはないので大丈夫です。

補足

インストールの時のみの一時的なDNSサーバの場合は、以下のことをしてからDNSサーバを削除しましょう。
vSphere Web Clientは名前解決が必要なので、hostsをいじらないとコンソールを起動できなくなります。
※hostsファイルはDNSサーバよりも優先されますが、プロキシサーバの設定をインターネットでしていると注意です。
 私が構築していたときは、全然nslookupで名前解決されなくて詰まっていて、いろいろ調べた結果、プロキシ設定がされていたことが原因でした。
 ブラウザのプロキシ設定がされていると、hostsよりもプロキシサーバの名前解決が優先されるようです。
 参考サイトさん

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