Last Update 2024-03-26
※この記事はあくまで筆者自身のメモ用であり、このメモを応用しもたらされた損害責任は一切負いかねます
はじめに
ある機会でMSA 2062を触る機会があったので、その過程での気づきやノーハウを無駄にしない為に蓄積しておこうというつもりでこの記事を書いた。間違いやもっといい方法あればご教示いただけたら幸いです。
環境紹介
サーバー: HPE ProLiant DL380 Gen10
ストレージ: HPE MSA 2062 (Firmware: IN210R004)
仮想化環境: VMware vSphere 8.0(ESXi 8.0 U2 Build 22380479 + VMware vCenter Server 8.0 Update 2a)
実現したいこと
とある業務システムで、Linux上にDBサーバ立てており、DBの物理ファイルは別パーティションで、OSとは別ボリュームを割り当てること。
問題点
既知の通り、2023年9月25日にMSA 2062の新ファームウェア(IN210R004)がリリースされた(Ref. https://support.hpe.com/hpesc/public/docDisplay?docLocale=en_US&docId=dp00003424en_us )。これにより、インフラ管理者は、ボリュームのワークロードに応じて、ボリュームの「使用タイプ」を選択可能になりました。(章「Enhancements」を参照、"To better indicate the intended usage, a Usage Type field has been added to the characteristics of volumes.")
ふんわりのイメージで恐縮ですが、筆者の記憶ではMSA 2062は既に記憶装置としての仮想化を十分に強みとして生かしており、今回の「使用タイプ」の機能リリースはどういう方法で活用すればいいかピンと来なかった。その為、以下の資料を参照しました。
「2システムの概念 > ボリューム > ボリューム使用タイプ」を参照
https://support.hpe.com/hpesc/public/docDisplay?docId=a00128580ja_jp
こちらの資料を読むと、ボリュームの使用目的に応じた使用タイプの選択が可能になっています。そして選択可能な使用タイプを見ると、仮想化をはじめ、いくつかがあります。
さて、問題は、
ボリュームを作る際に、実際の用途に合わせて設定するか?それとも結局データストア経由でアクセスしているので一律的に「仮想化」をワークロードとして設定するか?
アプローチ
筆者の場合は、一旦、すべて実際の用途に応じて作成するという方向で実施したいと考えており、またその設定後の様子も見守りたいと考えています。続報あったらまた記事にしたいと思います。
続報(2024-03-26更新)
HPEの公式フォーラムに同じ質問を投下しました。すると、the usage of the datastores on the ESXi host are not needed.(ESXiホスト上にあるデータストアでの使用タイプの選択は不必要です)"との返答が来て、これで問題解決になりました。
結論
一旦の結論としましては、仮想化環境のデータストアとして利用するボリュームは、一律的に「仮想化」をワークロードとして設定する。