就業先では、RPAツールのBizRobo!を使用しています。BizRobo!開発で悩み、BizRobo!ナレッジベースで日々検索しています。
BizRobo!のスキルを磨くために、eラーニングを受講したり、BizRobo!の資格対策をしたりしました。さらにBizRobo!スキルを磨くために、RPAテクノロジーズ株式会社のHPにある活用事例を参考に自分でRPAを開発してみることにしました。
今回は、活用事例を参考にしたBizRobo!開発をご紹介します。
※時間が経過して変わってしまった箇所や間違っている箇所、不適切な表現があるかもしれませんが、その時は都度修正いたしますので、ご指摘いただけると幸いです。
BizRobo!の活用事例とは
RPAテクノロジーズ株式会社の公式HPにはBizRobo!を導入した事例が載っています。
【RPA導入事例】BizRobo!活用事例
金融や医療、サービスなどたくさんの業界でBizRobo!を用いた自動化の実績を見ることができます。各業界の方が、公式HPをみた際、「自分たちの業界でこんなことができるなら、導入してみようかな」と感じることでしょう。
各活用事例はパワーポイントのスライド1枚分にまとめています。1枚をみることで、目的や背景、費用対効果、実際の手順、業務フローまで把握することができます。要件概要書のようなページとなっています。
業界ごとのページでなく、活用事例の全てを1ページにまとめたURLを見つけました。
【RPA導入事例】BizRobo!活用事例 一覧
業界に関係なく、活用事例を調べることができるため、上記URLから自分の環境でも再現できる活用事例を探し、開発してみようと思った次第です。
参考にした活用事例は
今回自分が参考にした活用事例は下記となります。
タイトル:競合店の価格を集計・出力する業務
業界:卸売・小売
関連部署:商品管理部
背景:競合店サイトが複数あるが、そのサイトの商品数が非常に多く、人でデータをまとめるにはかなりの時間がかかり、やれていなかった。他にも類似のデータ収集業務があるため、汎用性の高い業務だと判断した。
効果:競合店の価格情報をタイムリーに共有でき、集計データを商品企画会議で活用できるようになった。価格情報だけでなく、天気や気温のデータ、ゴムや段ボールの相場価格など様々な情報も集計できるようになった。
上記は、典型的なデータ収集業務になります。自分の就業先ではデータ収集業務を行っていないですが、RPA化することが多い代表的な業務になります。
こういう業務をRPA化することで、WebスクレイピングのRPA開発の経験を積んでおきたいと考えました。
開発したロボットは
自分が活用事例を参考に開発したロボットは下記になります。
活用事例をそのまま再現することができませんでした。
なぜなら、競合店のサイトを複数探すことができなかったからです。
そのため、今回はプロテインをターゲットにAmazonからプロテインを複数ピックアップし、そこから価格情報を取ってくることにしました。
下記のような集計専用ファイルも作成しました。
上記は設定情報シートになります。
メーカー情報と欲しい商品名、該当サイトのURLを載せています。ここに記載されている情報をもとに価格情報を取得するような処理フローとしました。

上記が実際に取得した価格情報を記載するアウトプットシートになります。
月の行がありますが、こちらにはロボットを実行させた日にちを入力するようにしました。
競合店の名前だけはA列に記載しており、B列以降は価格を入力させています。
RPAテクノロジーズ株式会社が実際に携わった活用事例と違うと思います。
それでも、活用事例ページから自分で要件を整理し、それを元にロボットを開発することは、要件定義から設計書を作り、開発する業務と似ており、いい学習になっています。
最後に
活用事例を参考にしたBizRobo!開発について、ご紹介いたしました。BizRobo!などRPAのスキルを磨くには、実際に開発することが大事だとRPAエンジニア同士の会話や就業先でよく聞いていました。
実際に自分のパソコンでRPAの開発をすると、経験を積むことができるので、就業先での開発も早くなりました。RPAで実際に開発することの重要性を実感しました。
今回の記事が、RPAのスキル向上で悩んでいる人の為になれば幸いです。
今後もBizRobo!開発に役立つような記事を書いていきます。