就業先では、RPAツールのBizRobo!を使用しています。BizRobo!開発で悩み、BizRobo!ナレッジベースで日々検索しています。
WebサイトやExcelのシートなどの特定のページ上で操作することが多いRPA。
BizRobo!のDSでは、ファインダーを利用することで、処理する場所を特定することができます。
私は、BizRobo!のDSのファインダー設定、特に「属性名と属性値」の設定が苦手でしたが、就業先で設定の仕方を学ぶことができました。
今回は、BizRobo!のDSのファインダー設定について、共有いたします。
※時間が経過して変わってしまった箇所や間違っている箇所、不適切な表現があるかもしれませんが、その時は都度修正いたしますので、ご指摘いただけると幸いです。
BizRobo!のDSのファインダーとは
RPAは、WebサイトやExcelのシートなどの特定のページ上で操作することが多いです。
ページのどの部分に対して処理を行うか指定しないと誤った場所を操作してしまいます。どの部分か特定する仕組みがファインダーです。
主にWebサイトのHTML/XMLページや、Excelワークシート内のセル、JSON内の検索などに使用します。
下記図は、国土交通省に関連したWebサイトから、ラジオボタンを選択した際の画面です。
ファインダーの設定情報は、ウィンドウビューやソースビューからステップを作成した際に自動で生成されます。
Webサイトの構成が変更された場合、以前自動生成されたファインダーの設定情報は使えないため、処理が止まる可能性があります。
RPAの安定性のためにファインダーを正しく設定する必要があります。
「属性名と属性値」の設定方法
ファインダーはアクションビューのファインダータブにて設定や変更を行うことができます。
下記図は、国土交通省に関連したWebサイトから、ラジオボタンをクリックするステップのファインダーを示しています。
今回クリックしたラジオボタンのhtmlタグは下記となります。
『input id="rdoSelectKanji" name="rdoSelect" type="radio" value="2"』
ファインダーの属性名と属性値のテキストには、下記を入力します。
属性名:id
属性値のテキスト:rdoSelectKanji
私は当初、属性名と属性値のテキストに入れる値がわかりませんでした。
私の就業先で改修に携わっていたRPAがありました。それは、名刺を管理するWebサイトにアカウントを登録するRPAです。Webサイトのバージョンアップがあったため、ファインダー情報が変わってしまい、RPAがエラーになってしまいました。
「ウィンドウビューからステップを作成し、ファインダーを自動で生成する」のではなく、「ファインダーの設定情報を直接手動で変えなければならない」ため、やり方がわかりませんでした。
ナレッジベース上でも上手く検索することができなかったため、実際の改修作業の中で何度も試しながら、自力で見つけることができました。
こちらのURLを参考にしましたので、ご確認ください。
DSのファインダーの設定方法
DSのアクションステップのファインダー
DSのWeb操作でHTML要素をファインダーで動的に指定する方法
最後に
BizRobo! DSのファインダーの設定方法について解説いたしました。
私はBizRobo!のDSのファインダー設定、特に「属性名と属性値」の設定が苦手でした。就業先で、ファインダーを設定する機会があり、この時にだいぶ理解することができました。自分の理解を整理したうえでアウトプットするために、今回の記事を書きました。今回の記事を書くことで、BizRobo!のDSのファインダー設定を理解・整理することができました。
今回の記事が、RPA開発で悩んでいる人の為になれば幸いです。