0. 大量の地点情報を読み込む
地図にポイントをうつ際、往々にして元データはエクセルファイルに保存されています。
エクセルに保存されている大量の地点情報を一度にR
に読み込み、それを地図にプロットするにはどうすればいいでしょうか。
1. csvファイル作成
まず、地点情報が記入されたエクセルファイルを用意します。フォントは半角英数が無難です。日本語や全角文字がある場合はR
での操作でエラーが発生するかもしれません。その際は、半角英数に置き換えるか、日本語の地名の列があるような場合は削除する、といった対応が必要です。
「名前をつけて保存」を選択し、csv(コンマ区切り)のフォーマットで保存します。
csv形式のファイルを作ることができました!
2. csvファイルをRに読み込んでプロット
次の手順でcsvファイルをR
に読み込みます
2.1. ディレクトリの設定
R
では、コンピューター内のフォルダを1つ設定し、そこで様々な作業を行います。ここでは、csvファイルを保存したディレクトリを、作業ディレクトリ (フォルダ) として設定してください。
例えば、デスクトップにcsvファイルを保存している場合は以下の手順でデスクトップを作業ディレクトリとして設定します。
「その他->作業ディレクトリの変更->デスクトップ」
ディレクトリについては下記リンクもチェック! http://cse.naro.affrc.go.jp/takezawa/r-tips/r/06.html2.2 csvファイルの読み込み
read.csv
という関数でcsvファイルを読み込みます。
dat <- read.csv("Places.csv")
dat
の中身はhead
という関数を用いて確認できます。下記はR
の実行画面です。
2.3 データのプロット
dat
のlon
列が経度、lat
列が緯度を示しています。
library(maps)
map("world", xlim = c(125, 145), ylim = c(30, 45))
map.axes()
map.scale(x = 135, ratio = F)
points(dat$lon, dat$lat, col = "red", pch = 19)