はじめに
動機
Sentinel-2のデータダウンロードサイトは2023年10月に新しくなりました。当時、新しいページでダウンロードのメモを書いたのですが、うまくいきませんでした。1年以上たって再度試したらうまくいったのでメモしておきます。
以前の記事
必要な方は以下のメモと併せてごらんください。
以前ダウンロードできなかった時の記録:
https://qiita.com/T-ubu/items/321d49d92fee3eedc264
その前のOpen Access Hubからのダウンロード方法:
https://qiita.com/T-ubu/items/e40e49b3321dfc720b78
私の環境
Microsoft Edge
Windows 11
手順
Step 1. データスペースのページにアクセス・ログイン
コペルニクスプロジェクトのページにアクセスします。右上のハンバーガーメニューからログインします。(アカウントを作っていない場合は新規に作りましょう。)
https://dataspace.copernicus.eu/
Step 1~2のメモは以前の記事で細かく書いてあります。
Step 2. データを選ぶブラウザを開く
Explore dataからコペルニクスブラウザ(Copernicus Browser)を選択します。直接行ってってもいいかもしれません。
https://browser.dataspace.copernicus.eu/
Step 3. 検索条件などの設定
地図で対象領域を拡大し、「SEARCH」タブをクリックして、検索期間や検索する画像のセンサを選びます。最近の光学画像であればSentinel2がいいと思います。処理レベルはL2Aのものにしておきます。
雲マークのバーで雲量の指定もできます。プロダクトタイプについてはこのページ(https://sentinels.copernicus.eu/web/sentinel/user-guides/sentinel-2-msi/product-types )で詳細を確認できますが、L1Cは大気上端反射率データ、L2Aは大気下端反射率データということです。L2Aの大気下端反射率というのは反射率の大気補正を行ったデータのことです。
指定をしたら一番下のSearchボタンをクリックします。
Step 4. 検索結果の確認、データのダウンロード
指定条件に一致する結果があればリストに出てきます。サムネイルのしたのVisualiseをおすとブラウザの上で見られます。(戻るときはまたSearchタブをクリックします。)
画像がOKならリストの右下にあるDownloadのアイコンをクリックします。画像のダウンロードが始まります。
Step 5. データの確認
Step 6. (おまけ)その後の処理
これでダウンロード自体は終了ですが、QGISで扱い方は以下のメモなどもご覧ください。
https://qiita.com/T-ubu/items/de0d30e0f2bdcd72ee8a
GDALを使って画像タイルにするには以下のメモも参考になるかもしれません。
https://qiita.com/T-ubu/items/0c737f5d62acde9c3fa2
まとめ
無事にSentinel-2の画像をダウンロードできました。
謝辞
オープンデータとしてSentinel 2画像を提供してくれているCorpernicusプロジェクトに感謝します。
参考ページ