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Libre Computer の AML-S905X-CC (Le Potato) を動かしてみる。ラズベリーパイ3Bと見比べる

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はじめに

先日、ブラックフライデーのセールでRaspberry Piが出てないかなと見ていたのですが、その際に、Raspberry Piによく似たシングルボードのコンピューターを見つけました。(現在アメリカにいるので、同じものが日本で売っているかはわかりません。)

Libre Computerというところから出ているシリーズで、例えば、AML-S905X-CC (Le Potato)というモデルで2GBのメモリがあるようです($35)。wifiはついていないモデルらしいですが、ベクトルサーバーサーバー(LANケーブル接続)に試せるかなと思ったので、購入して実験してみました。

https://www.amazon.com/dp/B074P6BNGZ?ref=ppx_yo2ov_dt_b_product_details&th=1
image.png

試してみたこと

外見の観察

みてみるとラズベリーパイ3Bによく似ています。主要なものは同じ場所にあるのかと思います。
image.png

少し比べてみます。左はラズベリーパイ3Bで、右が今回のボードです。ケースがあるのでわかりにくいですね・・・
image.png

側面のUSBポートやLANケーブルのポートも同じ感じです。
image.png

裏面はMicro SDの位置は同じです。
image.png

ただし、細かいところをよく見ると、例えばHDMIのポートと電源のポートの間の雰囲気など微妙に違うところもあります。ケースを買うときは注意する必要がありますね。
image.png
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使い始めるまでの準備

まず、Raspberry Piで使っているmicro SDカードをそのまま挿して起動してみたのですが、上手くつきませんでした。このボードにあったOSイメージからインストールすることが必要です。

OSをSDカードにインストールする

Libre Computerのページで製品の情報をみてみると、Libre Computer用のOSイメージが準備されているようです。同じRaspbery Pi OSでも、Raspberry Pi用のイメージと少し違うということのようです。Libre Computerのホームページに製品ごとに必要なOSのイメージがあるので、それをダウンロードします。今回、私はAML-S905X-CC用のRaspbian(Raspberry Pi OS)を選びました

https://libre.computer/products/aml-s905x-cc/
image.png

↓ダウンロードしてきたファイル
image.png

ダウンロードしてきたイメージは、Raspberry Pi Imagerの『カスタムカスタムイメージを使う』のところから選んで書き込めます。Raspberry Pi Imager は https://www.raspberrypi.com/software/ からダウンロード出来ます。なお、私だけかわかりませんが、この書き込みの際に指定したホスト名、ssh設定、パスワードなどは反映されていませんでした。
image.png

起動してコンフィグ設定を調整する

SDカードをLibre computerに差し、キーボード、マウス、ディスプレイ、LANケーブル(家のネットワークに)をつないだら電源をオンにします。無事に立ち上がりました。最初はSSHが出来ないので、いろいろとつなぐ必要があります。

Raspberry Pi OSが立ち上がるまでの画面の様子がRaspberry Piと少し違いましたが、すぐにいつもの画面になりました。

Raspberry Pi OS 11なので、ユーザー名やパスワードの設定を最初にしました。次に、raspi-config メニューから設定を調整しました。なお、Wifiはデバイスがないので設定しません。

sudo raspi-config
  • Interface Option --> ssh の設定
  • System Option --> Hostname の設定

コンフィグ設定を変えたら再起動します。

ssh 接続

ボードをLANケーブルで自宅ネットワークにつないでいますし、SSHの設定もしましたので、無事にネットワーク内の他のPCからSSH接続出来るようになりました。

image.png

ちょっと不思議なのはRaspbianを入れたつもりだったのですが、OSはDebianが入っています(Distributor IDのところが、Raspbian ではない)。どこかで間違えたかもしれません。
image.png

注意点

  • Raspberry Pi Imager で micro SD カードにイメージを書き込みましたが、このとき ctrl + shift + x で設定したホスト名、パスワード、sshの有効化は反映されていませんでした。
  • shutdown したあと、電源に接続したままだとまた再起動してきます。sudo shutdown -r now でなくて、sudo shutdown -h now でも再度起動してきます。

まとめ

Libre Computer の AML-S905X-CC (Le Potato) を試しました。少し個性もありますが、無事に動きそうなことを確認しました。

$35でメモリが2GBなのでそんなに悪くないと思いますし、私のもっているラズベリーパイ3B(メモリ1GB)よりは重たい作業も出来るのではないかと思います。今回は出来ませんでしたが、今後実際に作業したりしてパフォーマンスを見ていければと思います。

Wifiがないことは若干マイナスかもしれませんが、Wifiスポットにしない場合や、自宅でLANケーブルが使える場合などにはそんなに問題にならないと思いました。

参考ページ

https://libre.computer/
https://libre.computer/products/aml-s905x-cc/
https://www.raspberrypi.com/software/

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