はじめに

こんにちは、株式会社BluezoneでCTOをしております大熊と申します。

今回はAWSのスタートアップ向け支援パッケージAWS Activateについて説明したいと思います。

AWS Activate とは

AWS Activateとは、AWSが提供する創業期のスタートアップ向けの支援サービスであり、基本的には以下を提供しております。

1000 USD 分の AWS Activate クレジット (2 年間有効)
350 USD 分の AWS デベロッパーサポートクレジット (1 年間有効)

AWSの支払いはドル建てであり、少々落ち着いてきたとはいえ最近の円安の影響で使用料が上がってしまい大変な人も多いはず。
※ 私はFXをやっているわけでもないのに、毎日ドル円レートをチェックしていました、、、

一方このAWS Activateでドル立てでクレジットが受け取れるので、為替に関係なく一定の支援が約束されます。

ただし、クレジットには有効期限が存在するので、一気にサーバー使用料が増加するタイミングで申請をするのが、クレジットを無駄にしない為にお薦めです。

支援を受けるための条件

AWS Activateの支援を受けるためには、会社が以下の条件を満たす必要があります。

Activate Founders を初めて利用する
これまで AWS Activate Portfolio パートナーからクレジットを受け取ったことがない
AWS Activate アカウントを持っている
初期段階のスタートアップ (資金調達なし、およびシリーズ A までの資金調達済み)
機関投資家から資金調達していない/Activate Provider と提携していない
会社のウェブサイトまたは会社のプロファイルが公開されている
直近 10 年以内に設立された

一般的な初期フェイズのスタートアップなら条件を満たせると思います。

より大きな支援を受ける為に

AWS Activateにアクセスすると、以下の文言を見つけることが出来ると思います。

「最大100,000 USD 相当の AWS Acticate クレジットを申し込むことが出来ます。」
この文言を見ると、100,000ドルものクレジットを受け取れると思ってしまうかもしれませんが、こちらはを受け取るには「Activateプロバイダー」と提携する必要があります（詳細）。

Activateプロバイダーは、基本的にはAWSと提携しているアクセラレーターやエンジェル投資家であり、これらの組織から支援を受けている or 出資を受けているスタートアップは最大で100,000 USDのクレジットを受け取れる、とのことです。

大量の計算リソースを必要とするプロダクトを開発しているスタートアップは、この辺りも狙いつつ支援や出資を検討しても良いかもしれませんね。