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KiCad6の3DデータがFusion360で完全に再現されないときの対処法

Last updated at Posted at 2022-05-12

はじめに

回路設計CADのKiCad6は設計した基板を3Dで表示したり3Dファイル形式で出力することが出来ます。
出力したものを3DCADで取り込むと筐体設計がとても楽になるのですが、

先日KiCad6上では完璧に3Dモデルが表示されているのに、
出力したファイルをFusion360に持っていったら一部だけ反映されないことがあり少しハマりました。

原因がわかったので備忘録として残しておきます。

使用バージョン

  • OS Windows10 Pro
  • KiCad (64-bit) 6.0.4
  • Fusion360 有償版 2.0.12888

結論

KiCad6ではパーツにデフォルトで割り当てられている3Dデータが.wrlデータであり、
.STEPで出力するとパーツが反映されないため
パーツの3Dデータを.STEPに変更する。

実演

まずKiCad6で回路を書き、

基板に起こします。

これを3Dビューアで開くと

このように表示されます。楽しいですね。

この基板をFusion360に持っていくために.stepでエクスポートします。

出力したファイルをFusion360で開くとまっさらになっています。寂しい!

KiCadに戻りフットプリントのプロパティを確認するとパーツの3Dデータがデフォルトだと.wrl形式になっていることがわかります。

すべてのパーツに.step形式のデータを使用するように変更します。 基本的には双方用意されているので拡張子を変えるだけでOKな場合が多いです。
(ちょっと色合いとかが違うっぽいです。)
再度エクスポートすると......無事反映されています!万歳!

以上です!皆様良きハードウェアライフを~

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