AWS を使って 独自ドメインで WordPress を運用したい! という人向けに、
VPC の構築 → EC2 への WordPress インストール → RDS との接続 → Route 53 でのドメイン設定 → SSL 化 までの手順をまとめました。
AWS 初心者でも分かりやすいように丁寧に解説していくので、ぜひこの手順に沿って WordPress のデプロイに挑戦してみてください!
この記事でやること
- VPC を構築(AWS 上でのネットワーク環境を作成)
- EC2 に WordPress をインストール(Web サーバーを構築)
- RDS(MySQL)を作成し、EC2 から接続
- Route 53 で独自ドメインを設定(独自ドメインでアクセスできるようにする)
- Sentry を導入してエラー監視を実施
- SSL 化(HTTPS 化)する(ACM + ALB を使用)
1. VPC の構築
まずは AWS 上に VPC(仮想ネットワーク) を作成します。
手順
- VPC を作成(CIDR: 10.0.0.0/16)
- パブリックサブネット & プライベートサブネットを 2 つずつ作成
- インターネットゲートウェイ(IGW)をアタッチ
- ルートテーブルを設定(パブリックサブネット → IGW 経由で外部通信)
2. EC2 に WordPress をインストール
次に EC2(仮想サーバー) を立ち上げて、WordPress を動作させます。
手順
- EC2 インスタンス(Amazon Linux 2023)を起動
- Apache + PHP をインストール
- WordPress をダウンロードして設置
- EC2 のセキュリティグループを設定(SSH, HTTP 許可)
3. RDS(MySQL)を作成 & 接続
データを EC2 ではなく RDS(マネージド DB) に保存するように設定します。
手順
- RDS(MySQL)インスタンスを作成
- EC2 から RDS に接続(MySQL クライアントで確認)
- WordPress の
wp-config.php
を編集
4. Route 53 で独自ドメインを設定
EC2 の パブリック IP ではなく、独自ドメインでアクセス できるように設定します。
手順
- Route 53 でドメインを登録
- A レコードを作成(EC2 のパブリック IP に向ける)
- 設定が反映されているか確認(
dig ドメイン名
)
5. Sentry を導入してエラー監視
サーバーでエラーが発生したときに通知を受け取れるように、Sentry を導入します。
手順
- Composer で Sentry をインストール
-
wp-config.php
に Sentry の初期化コードを追加 - 意図的にエラーを発生させ、Sentry に通知が届くか確認
6. SSL 化(HTTPS 化)する
最後に、サイトを HTTPS で安全にアクセスできるようにします。
手順
- ACM で SSL 証明書を取得
- ALB(Application Load Balancer)を作成
- HTTPS リスナーを設定(ポート 443)
- HTTP → HTTPS リダイレクトを設定
- Route 53 の A レコードを ALB に変更
-
https://ドメイン名
にアクセスし、SSL 化が反映されているか確認
まとめ
これで、
✅ AWS で WordPress サーバーを構築し、
✅ 独自ドメインを設定し、
✅ エラー監視を導入し、
✅ HTTPS で安全にアクセスできるようになりました。
今後は デザインや機能をカスタマイズ して、理想のサイトに仕上げていきましょう!
次のステップとして、 CI/CD を導入して、WordPress のデプロイを自動化 するのもおすすめです!