皆さんこんにちは。
2回にわたってOracle Analytics Cloud機械学習モデルの内容についてみてきましたが、既にお腹いっぱい、お疲れ気味の方が多いのではないでしょうか。
そこで閑話休題。
前回までの記事の中で回帰という言葉が何回も出てきたと思います。
「回帰」という言葉は、英国の遺伝学者であり統計学者でもあったゴルトン(またはゴールトン)の「平均への回帰」という概念が語源となっています。
このゴルトンさん、本業の遺伝学の方では彼の功績のおかげで後進の研究者の方々の礎となる考え方をもたらし、研究がかなり進んだと言えるようです。
他にも、様々な分野にその才能を発揮されています。気象図の等圧線を考案し,気圧という概念を発見したり,指紋による個人の識別をスコットランドヤードに提唱したり天才だったのでしょう。
進化論で知られるチャールズ・ダーウィンは従兄にあたります。
種の起源で大いに刺激を受けて、遺伝学にも統計の技術を持ち込むあたりは画期的ですよね。
埼玉のホームページに掲載されていた身長と体重の回帰分析の例(詳細はその2をご参照ください)はそれっぽくていいです。
このゴルトンさん、な、なんと、ナイチンゲールとも親戚筋にあたります。
ナイチンゲールは皆さんご存知「白衣の天使」です。この方、統計学者でもありました。
1853年のクリミア戦争での負傷兵たちへの献身や統計に基づく医療衛生改革を行ったそうです。
学生時代にいろいろな本を読んではいたものの、今、仕事に絡んで読み返してみるとかなり面白いです。
それにしてもゴルトンさんの周辺の方々すごいですねー。
難解な機械学習も、このような雑学を交えながら進めていくと覚えられそうな気がしてきます。
次回は続きを書いていきます!お楽しみに