マイGPTとは
英語版ではMy GPTs
と表示されますが、本記事ではマイGPT
と表記します。
マイGPTは、OpenAIのChatGPTを使って、誰でも簡単にカスタムチャットボットを作成できるサービスです。プログラミングの知識がなくても作成可能です。
My GPTsを利用するには、有料のChatGPT Plusか、それ以上のプランに加入する必要があります
早速作ってみよう
お馴染みなChatGPT画面の右上からメニューを開いてください、マイGPT
をクリックしてください。
左はGPT Builder
というサポートツールになります、会話形式でマイGPTを作成できます。
右側はプレビュー機能、作られたマイGPT
をテストすることが可能です。
構成タブを開けば、GPT Builder
で構築した内容を確認できます、最も簡単なマイGPTの構築はここまでで完了です。
深掘り
マイGPT
の回答に大きく影響するカスタマイズ可能な機能は、以下の3つです。
- 指示
- 指示はプロンプトのことで、
マイGPT
の動作をコントロールすることができます。
- 指示はプロンプトのことで、
- 知識
- 知識はナレッジベースやRAGのことを指し、
マイGPT
が最も優先的に参照する外部リソースとなります。
- 知識はナレッジベースやRAGのことを指し、
- ウェブ参照
- 知識で十分な回答が得られない場合、ウェブ検索を行う機能です。どのサイトを検索に使用したかを確認することができます。
- アクション
- 例としてAWS Bedrockのエージェントアクショングループのような機能です。うまく活用することで、できることの幅が大きく広がります。複数のアクションを登録することも可能です。
これらの機能を活用して、実用的なマイGPT
を作成してみましょう。
反社調査マイGPT作ってみよう
指示
内容は公開できませんが、社内にある反社調査用のマニュアルのフォーマットを少し変更して、ほぼそのまま利用しています。
例えば、無償で一度限り、ある会社から低額なものを贈与された際には、反社調査を行わなくても問題ありません。
その他、出力を制御するフォーマットや判断の順序に関する指示も含まれています。
知識
社内にホワイトリストがあります、それを知識として使用しました。
ウェブ参照
利用します。
アクション
SNS検索できるAPIをApiGatway + Lambdaで実装しました。
実際動作確認してみましょう
- マニアル通りの動作です。
- 知識を利用した回答です。
- ウェブ情報参照してくれました。
- SNS情報検索指示する場合、アクションを利用しました。
感想
誰でも気軽にカスタマイズできる点は良いと思いますが、出力の細かい制御やアクションチェーンの実行が難しいと感じました。
アクションとして提供されるAPIはOpenAPI形式のドキュメントが求められるため、今後、FastAPIの評価がさらに高まるのではないかと思います。