一昔前のユーザー登録はusername
とpassword
を入力して貰い、DBのデータと一致していればログイン成功の判定を出してましたが、
今風のWebサービスはgithub
、google
アカウントログインなどの外部認証サービスを使用することも少なくありません。
この記事では、そういった外部認認証を使用することが前提のユーザーテーブルの設計を軽く紹介します。
ベーシックのユーザーテーブル構成
username
とpassword
を使用して認証する、一番ベーシックなテーブル構成、外部認証の使用は想定しない。
テーブル: users
- id: 主キー
- username: ユーザーネーム
- password: パスワード
- register_time: ログイン時間
id | username | password | register_time |
---|---|---|---|
1 | Tomas | 12345 | 1636800366716 |
2 | peter | 654321 | 1636800316716 |
改良版ユーザーテーブル構成
users
テーブルはベーシック
のままで、外部認証用のテーブルを追加します。
github
認証用のテーブル: github_auth
- id: 主キー
- user_id:ユーザーテーブルid
- uid: githubのID
- access_token: 外部認証用のtoken
- access_expire: tokenの有効時間
id | user_id | uid | access_token | access_sxpire |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | 12345 | 1636800366716 | 1636800366716 |
2 | 2 | 654321 | 1636800316716 | 1636800316716 |
以上のテーブル構成は外部認証の条件には満たしますが、
認証パターン増やすたびに、それに使用されるテーブルも増えていくため、非常に面倒です。
OAuth2.0対応ユーザーテーブル構成
ユーザー基本データ管理用のテーブル: users
- id: 主キー
- nickname: 表示名
- avatar: 表示アイコン
認証データ管理用のテーブル: user_auths
- id: 主キー
- user_id:
users
の外部キー - identity_type: ログインタイプ(メール、 Githubなど)
- identifier: 該当ログインタイプの識別子(メールアドレス、 githubユーザー名など)
- credential:クレデンシャル(外部サービス発行されたtoken,認証コードなど)
この構成の特徴は、users
テーブルに認証関連のデータを持たない、表示用のニックネーム、アイコン情報などの基礎情報のみ保有します。
認証関連の全てのデータはuser_auths
に保管されます、users
テーブルとは1対多の関係になります。
users
id | nickname | avatar |
---|---|---|
1 | Tomas | avatar_url |
2 | peter | avatar_url |
user_auths
id | user_id | identity_type | identifier | credential |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | tomas@example.com | password_md5 | |
2 | 1 | phone | 1234567890 | password_md5 |
ユーザーからログインのリクエストが来た際に、まずはログインタイプ
を判断をします。
携帯番号登録を例に挙げると、select * from user_auths where identity_type='phone' and identifier='携帯番号'
、もしデータ存在する場合、認証コードとデータのcredential
と比較し、一致すれば、user_id使ってusers
からデータ取得して返します。
github認証使用する場合、select * from user_auths where identity_type='github' and identifier='github_id'
,もしデータあればログイン成功し、新しいtokenで更新します。