visual studio 2019ではプロジェクトごとに、opencvのinclude pathやlib pathをいちいち指定せねばなりません。
簡単なopencvインストールの仕方。
~list~
1.ビルド済みのファイルをダウンロードする。
2.解凍してフォルダを特定の場所に配置する。
3.環境変数を通す。
1.ビルド済みのファイルをダウンロードする。
下のwebサイトからzipファイルをダウンロードしてきます。
https://github.com/opencv/opencv/releases/tag/4.1.2
現在最新の、4.1.2でここでは進めます。
※もしくは、下のURLをクリックすれば、ダウンロードが始まります。
(https://github.com/opencv/opencv/archive/4.1.2.zip )
※.exeファイルでも構いません。その場合は、Cフォルダ下にdev
フォルダを先に作っておいて、次のようにします。
そして、生成された、opencv
フォルダを、opencv412
と名前を変更する。
exeファイルの方で進めた場合は、次の2.解凍してフォルダを特定の場所に配置する。
は飛ばしてください。
2.解凍してフォルダを特定の場所に配置する。
ダウンロードしてきたものを下記図のように配置する。
C:\
└ dev\
└ opencv\ (解凍したフォルダ)
├ build\
├ sources\
├ .
├ .
├ .
Cフォルダ下にdev
フォルダを作って、解凍してきたのをdevフォルダ下に配置。
opencv
ディレクトリは、opencv412
にしておくと良い。
最終的に下のようになる。
※必ずしも上のように配置する必要はない。なぜならば、次でPathを通すから。
3.環境変数を通す。
1.Windows キー + Pause/Break キー(またはコントロールパネル > システム)
2.[システムの詳細設定]リンク
3.[詳細設定]タブ
4.[環境変数]ボタン
5.[システム環境変数]グループボックス内の「Path」を選択して [編集]ボタン
6.[新規]を押し、C:\dev\opencv412\build\x64\vc15\bin
と入力し、okとかそういうのを押す。
※上のように配置した場合のpathです。
Visual Studioでテストプログラムを走らす。
~list~
1.サクッとプロジェクトを作成する。
2.ガリッと新しいアイテムを追加する。
3.ポキッとプロパティシートをダウンロードする。
4.ピヨッとプロパティシートをセットする。
5.ガチッとサンプルプログラムを走らす。
1.サクッとプロジェクトを作成する。
Visual Studio 2019
を開く。
1.新しいプロジェクトを作成する。
2.空のプロジェクトを選択。
3.適当に(そのままで構わない)名前を付けて、作成する。
2.ガリッと新しいアイテムを追加する。
1.ソリューションエクスプローラー内の「ソースファイル」を右クリックする。
2.追加(D)/新しい項目(W)…でウィンドウを開く。
3.名前はそのままで、拡張子が、.cpp
となっていることを確認する。そして追加する。
3.ポキッとプロパティシートをダウンロードする。
1.デスクトップにでも、新しいテキストファイルを作成し、名前+拡張子を、opencv-412.props
とする。
2.ノートパッドで上のファイルを開き、次のテキストをコピーし、ペーストする。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<Project DefaultTargets="Build" ToolsVersion="4.0" xmlns="http://schemas.microsoft.com/developer/msbuild/2003">
<ImportGroup Label="PropertySheets" />
<PropertyGroup Label="UserMacros">
<OPENCV_INSTALL_DIR>C:\dev\opencv412\build</OPENCV_INSTALL_DIR>
</PropertyGroup>
<ItemDefinitionGroup Condition="'$(Configuration)|$(Platform)'=='Debug|x64'">
<ClCompile>
<AdditionalIncludeDirectories>$(OPENCV_INSTALL_DIR)\include;%(AdditionalIncludeDirectories)</AdditionalIncludeDirectories>
</ClCompile>
<Link>
<AdditionalLibraryDirectories>$(OPENCV_INSTALL_DIR)\x64\vc15\lib;%9AdditionalLibraryDirectories)</AdditionalLibraryDirectories>
<AdditionalDependencies>opencv_world412d.lib;%(AdditionalDependencies)</AdditionalDependencies>
</Link>
</ItemDefinitionGroup>
</Project>
4.ピヨッとプロパティシートをセットする。
1.Visual Studio 2019
に戻る。
2.表示 > 他のウィンドウ > プロパティマネージャーでプロパティマネージャーを開く。
3.プロパティマネージャー内の、Project1
の上で右クリックする。
4.既存のプロパティシートを追加
をクリックし、上で作った、opencv-412.props
を選択する。
5.ガチッとサンプルプログラムを走らす。
1.下記図のように、デバッグ
x64
を選択する。必ず。なぜならば、スプレッドシート内に、デバッグ|x64
の記述しかないから。
2.ソリューションエクスプローラーで、Source.cpp
を選択して、テキストエディタに次のプログラムをコピーして、ペーストする。
# include <opencv2/core.hpp>
# include <opencv2/highgui.hpp>
# include <iostream>
int main() {
cv::Mat Img(cv::Size(500, 500), CV_8UC3, cv::Scalar(192, 15, 252));
cv::namedWindow("shocking_pink", cv::WINDOW_AUTOSIZE);
cv::imshow("shocking_pink", Img);
cv::waitKey(0);
cv::destroyAllWindows();
return 0;
}
そして、F5
キーを押す。
さて、ショッキングなピンクが、表示されましたでしょうか?
表示されない場合は、もう一度はじめから読んで、コメントしてください。お願いします。それではまた。
参考
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1603/18/news179.html
https://medium.com/@subwaymatch/opencv-410-with-vs-2019-3d0bc0c81d96
https://www.colorhexa.com/fc0fc0