環境 : Linux mint 20, Lenovo thinkpad WQHD
単純にUser interface scaleをDouble(Hi-DPI)にして、Fractional scalingをいじる、もしくはxrandr --output eDP-1 --scale 1.5x1.5
にするのではティアリングが起きるし、かといって/etc/env...に垂直同期の設定を追加するとひどく映像が乱れる。でも次の方法を使うとうまく行った。
Linux mint 19や20以外のディストロ(Ubuntuとか)でもwqhd/4kディスプレイ使ってて、ティアリングが起こったりする場合は試す価値がありそうです。ただしそもそもHi-DPIに対応していないディストロとかだとうまく行きません。次で確認してください。https://wiki.archlinux.jp/index.php/HiDPI
WQHDで個人的に見やすいと感じる3200x1800で設定しますが見にくければ次のサイトを見て色々試してください。https://pacoup.com/2011/06/12/list-of-true-169-resolutions/
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ディスプレイ名はxrandr
で確認してください。
...
VGA1 connected 1024x768+1024+0 (normal left inverted right x axis y axis) 338mm x 270mm
...
次のような~ connected ~
の一文を探してください。この場合VGA1がディスプレイ名です
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まず、$ cvt 3200 1800
でモードライン(Modeline)を生成する。
> # 3200x1800 59.96 Hz (CVT 5.76M9) hsync: 111.82 kHz; pclk: 492.00 MHz
> Modeline ★"3200x1800_60.00" 492.00 3200 3456 3800 4400 1800 1803 1808 1865 -hsync +vsync★
こういうのが出力されます、★の中をコピーする。
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次に、sudo xrandr --newmode "3200x1800_60.00" 492.00 3200 3456 3800 4400 1800 1803 1808 1865 -hsync +vsync
でモードを作成する。--newmode
の後ろが先程のをペーストしたところです。
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次に、 sudo xrandr --addmode ディスプレイ名 "3200x1800_60.00"
でディスプレイにモードを追加する。
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どちらかうまく行く方を選ぶ。
4-1
Menu>Display>Resolutionで新しく追加された、3200x1800
(3200x1800_60.00
の場合もあり)を選択する。
4-2
sudo xrandr --output ディスプレイ名 --mode "3200x1800_60.00"
を実行する。
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最後に、
4-1の場合
~/.profileに
xrandr --newmode "3200x1800_60.00" 492.00 3200 3456 3800 4400 1800 1803 1808 1865 -hsync +vsync
xrandr --addmode ディスプレイ名 "3200x1800_60.00"
を追加する。
4-2の場合
~/.profileに
xrandr --newmode "3200x1800_60.00" 492.00 3200 3456 3800 4400 1800 1803 1808 1865 -hsync +vsync
xrandr --addmode ディスプレイ名 "3200x1800_60.00"
xrandr --output ディスプレイ名 --mode "3200x1800_60.00"
を追加する。
6 備考
私の環境(4-1でうまく行った)では、menu>Displayで選択してるので、.profileにxrandr --output ディスプレイ名 --mode "3200x1800_60.00"
を記述する必要はないし(4-1の場合は)、なんならxrandr --output ディスプレイ名 --mode "3200x1800_60.00"
をするとブラックアウトする。