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ドメインについて調べてみた

Last updated at Posted at 2025-02-26

はじめに

こんにちは!SIerに入社して1年目の新人エンジニアです。日々の業務で先輩たちが当たり前のように使っている用語で「えっ、それって何?」と思ったものを調べて、自分なりにまとめていきます。

今回は「ドメイン」について。なんとなく知っているつもりだったけど、いざ説明しようとすると「あれ?ちゃんと説明できない...」となったので徹底的に調べてみました!

目次

「ドメイン」って何?

最初は「ドメインってURLのことでしょ?」と思っていたのですが、調べてみると違いました。ドメインとは、インターネット上の住所なんです。IPアドレスを人間が覚えやすい形にしたもの、と言えば分かりやすいでしょうか。

ドメインとURLの違い

  • ドメイン:IPアドレスに紐づいている「場所」を指す(例:example.com
  • URL:ドメイン上の特定のWebページコンテンツまでの「道筋」を指す(例:https://example.com/pages/12345

「住所」と「建物内の特定の部屋までの道順」くらい違うんですね!

ドメイン名の種類

分野別トップレベルドメイン(gTLD)

世界中の誰でも取得可能なドメインで、有名なものだと:

  • .com(商業組織)
  • .org(非営利組織)
  • .net(ネットワーク関連)

よく見る.comはこの分野別トップレベルドメインに該当するんですね!

国コードトップレベルドメイン(ccTLD)

国や地域に割り当てられたドメインで、日本の場合は.jpです。

面白い発見!:.aiドメインの話

調査していて面白い話を見つけました。カリブ海の小さな島国アンギラ(人口約16,000人)に割り当てられた国別ドメイン「.ai」が、AIブームの影響で大人気に!ChatGPT効果で登録数が1年で2倍になり、年間約43億円もの収入をもたらし、なんとその国のGDPの約10%を占めるようになったそうです。ドメインって国の経済にも影響するんですね!

属性型JPドメイン

日本の会社でよく見るアレです!組織の種類によって分かれています:

  • co.jp(会社)
  • ac.jp(大学など)
  • go.jp(政府機関)

誰がドメインを管理しているの?

ドメイン名は、トップレベルドメイン(TLD)ごとに「レジストリ」という管理会社が管理していて、全体を取りまとめているのが「ICANN(アイキャン)」という国際組織だそうです。

日本の.jpドメインは「日本レジストリサービス(JPRS)」が管理しています。

どうやってドメインを取得するの?

調べてみると、私たちはレジストリに直接申請するのではなく、プロバイダーやホスティング事業者などの代理店を通じて手続きするんですね。

また、ドメイン名の登録は「先願主義(早い者勝ち)」なので、良い名前を思いついたらすぐに取得した方がいいみたいです!

ドメイン廃止のリスク

これが一番衝撃的でした!プロジェクト終了後にドメインを廃止すると、期間を置いて第三者に取得される可能性があるんです。

廃止後は一定期間ドメインが凍結されます:

  • 汎用JPドメイン名(○○○.jpなど):1ヶ月
  • 属性型JPドメイン名(○○○.co.jpなど):6ヶ月

凍結期間後は誰でも取得可能になり、以下のようなリスクがあります:

  1. Webサイトとしての悪用:以前の評価を利用して、不適切なサイトに誘導されるリスク
  2. メールアドレスとしての悪用:なりすましメールや、アカウント乗っ取りのリスク

一度使ったドメインは簡単に廃止しない方がいいということを、先輩から聞いた理由が分かりました!

ドメイン名が悪用されたらどうするの?

商標や商号などの権利者である会社は、紛争処理機関にドメイン名の登録取消や移転を申し立てることができるそうです。

でも、予防策としては:

  • 重要なドメインは長期契約する
  • 廃止予定のドメインでも一定期間はメール監視を続ける
  • 重要なサービスのアカウントは、社内ドメインのメールだけでなく外部メールも登録しておく

まとめ

「ドメイン」という言葉、聞いたことはあってもちゃんと説明できなかったけど、調べてみると奥が深くて、システム構築する際にはしっかり考慮すべき点がたくさんありました!

参考資料

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