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Summer’21のアップデートから気になるものをPUしてみた。

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Salesforceは毎年3回(Spring・Summer・Winter)大規模な更新が行われます。
もうすぐSummer’21のアップデートがあり、そのプレビューがすでにできる…ということで、随分遅い気がしますが個人的に気になった新機能をいくつか何回かに分けてピックアップしていきたいと思います。

その前に…

筆者自身、「プレビューには、自由にいじれるSandbox環境が必要」と思っていたこともあり、いざプレビューしようとしたときに、

「うわ、いじれるSandboxがない…」
「Developer EditionじゃSandbox作れないじゃん。詰んだ。」

という状態になりました。勘違いもいいとこです。

Salesforceは__プレリリース組織__を提供してくれています。ありがたや。
リリースの約2か月前から取得できるため、Sandboxプレビューよりも早い段階から更新内容を見ることができます。

Summer’21のプレリリース組織は以下のページから取得できます。

Einstein Searchの正式リリース

Salesforceの検索が__進化__しました!
具体的にはこんな風に↓
Einstein Search

変わりすぎだろ…
要は「グローバル検索」が全くの別物に変貌を遂げた…という感じです。
しかも、

  • 検索に引っかかったレコードにカーソルを合わせると情報が右側に出る。(上画像の状態)
  • ページレイアウトに配置しているアクションが実行可能
  • 関連リストのクイックリンクにカーソルを合わせると、リストの詳細が出る  etc...

色々なことが、レコードページに移らずとも実行可能になります。便利。

この機能を使用するのには、Einstein Searchを有効化する必要があります。
設定方法は、

  1. 設定のクイック検索に「Einstein Search」を入力し、「Einstein Searchを有効化」を選択する。
  2. 表示された3つのチェックボックスにチェックを入れる。
  3. 「保存」ボタンを選択

この手順を踏めば、検索が進化してくれます。(下図参照)
Einstein Searchを有効化
参考:Einstein Search (正式リリース)

レポートのインライン編集が可能に

レポートの実行画面でも、インライン編集ができるようになります。
ですが、この機能の有効化には__Salesforceカスタマーサービスに有効化を依頼する必要__があります。
その後に、「レポートおよびダッシュボードの設定」に「レポートでインライン編集を有効にする」という項目が出るらしいです。
bandicam 2021-05-27 16-40-22-065.jpg
上の画像時点では、サービスに依頼を出していない為、項目自体が出てないです。そりゃそうだよな

有効化できれば、レコードページとレポートの実行ページの往復が減るなどして、便利になりそうです。

参考:インライン編集を使用した [レポート実行] ページからの項目の更新 (ベータ)

権限セットグループへの有効期限の追加(ベータ版)

権限セットは、一時的にオブジェクト・項目へのアクセス権を付与したい場合などに使うことが多いと思います。
権限セットを外し忘れて、ユーザーが意図しないアクセス権を与えられたままになってしまう…。こういった事態をこの機能で防げるかもしれません。

有効化するには、設定の「ユーザ管理設定」から、「有効期限のある権限セットグループの割り当て (ベータ)」の隣にあるトグルを有効化に合わせます。
有効期限の有効化

有効化後は権限セットグループをユーザに割り当てる際に、下の画像のような画面が表示されて、有効期限を選ぶことができます。(30日前・60日前って、誤訳??そうだと思いたい。)
有効期限の設定

プレリリース組織で試したところ、どうやらこの機能は権限セットグループを割り当てる場合のみ利用できるようで、__権限セットを割り当てる場合は利用できない__みたいです。(リリースノートでの見出しには権限セットも入っているんだけどな…)

参考:権限セットおよび権限セットグループの権限の割り当ての有効期限の設定 (ベータ)

レコードアクセス権の確認

レコードごとにアクセスできるユーザが確認できるようになり、どの設定でアクセス権が付与されたのかも確認できるようになります。

Classicの方にはすでにあった機能のようで、それがLEXの方でも使用することが可能になるようです。Classic使わないから全く知らなかった…

レコードページに新たに追加された「共有階層」アクションをクリックすることで、確認ができるようになります。
共有階層
クリックすると下のような画面が出ます。
共有階層画面
ここでユーザアクセスの詳細の「表示」をクリックすると、どの設定で共有がなされているのか確認できます。

この機能が使えるオブジェクトは限定されているとの記述がリリースノートにはありましたが、よく使うオブジェクトについては利用できるみたいなので、この制限が問題になることは少ないと思います。

参考:Lightning Experience でのレコードアクセス権の理由の確認

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