約1年の間にLightningフロー(現在はSalesforceフロー)に様々な要素が追加され、使い勝手が随分と上がりました。
むしろ、便利になりすぎて怖いぐらい
ということで、ここ最近でフローに起こった大きな変化をさらいます。
Spring '20
- 保存前更新トリガ
- レコード作成・更新をトリガーとして、データベースに保存を行う前に実行するフローが作れるようになりました。
- プロセスビルダーによるレコード更新よりも10倍速いという売り文句をひっさげています。
- ApexのBeforeトリガと似たようなもので、トリガを引いたレコードとは別にレコードを作成できません。
Summer '20
- 保存後更新トリガ
- レコード作成・更新をトリガーとして、データベースに保存を行った後に実行するフローが作れるようになりました。
- これにより、トリガーを引いたレコードと別のレコードに更新を加えるなど、フローでできることが広がりました。
- リリースノートを引用すると、
- 『これらのフローはプロセスビルダーで作成したワークフロールールやレコード変更プロセスの大部分を置き換えることができます。』
- とのこと。
- プラットフォームイベントトリガ
- まだあまり使ったことが無いので、分からないことが多いです。
Winter '20
- 削除前更新トリガ
- 今まではApexコードを書いて、Before Deleteトリガを書く必要がありました。
- それがフローでも可能になりました。
- コードを書くのとフローを作るのとどっちが速いかと言われると… 人によるのではないでしょうか。
Spring '21
- フローをトリガしたレコードの前の値が参照可能に
- 何よりもこれが一番大きいですね。
- これにより、ISNEW()・ISCHANGE()・PRIORVALUE()などのフローでは使用できない関数の代替手段ができてしまいました。
- プロセスビルダーを選択する理由が一つ、つぶれることに…。
- スケジュール済みパスを追加可能に
- プロセスビルダーで言うスケジュール済みタスクのようなものが、追加できるようになりました。
- プロセスビルダーを選択する理由がさらにつぶれることに…。