みなさん、bashが好きですか?
好きですよね
僕なんかパソコンを立ち上げたら意味もなくターミナルを立ち上げてはとりあえずwhoami
で自分が誰かを聞いています。
今回はみんなが大好きなbashがIDEのように使える様になるinshellisenseを紹介したいと思います。
inshellisenseはGitHubのmicrosoft/inshellisenseでインストール方法を調べることができます。
ダウンロード方法/環境設定
ダウンロードにはバージョンが16.x以上のnodeが必要です。個人的にはnodeenvで管理するのがおすすめです。
参考記事->nodenvでNode.jsのバージョンを切り替える
node.jsの環境が構築できたら以下のコマンドをターミナルで実行してください‼️
npm install -g @microsoft/inshellisense
これでターミナルを再起動するとinshellisenseが使える様になります。bashの場合はターミナルを立ち上げて以下のコマンドを打ちましょう
inshellisense --shell bash
そうすると...
ターミナルコマンドにIDEのように予測と簡単なコマンドの説明がでるようになりました!
でもこのままではinshellisenseの立ち上げに毎回上のコマンドを打つ必要があり、不便です。
そこで、
inshellisense bind
と打つと, Ctrl+aでターミナルをinshellisenseモードに切り替えることができるようになります。
もしくは、お気に入りのエディターで.bashrc, .zshrcなどを開いて以下の行を追加しましょう。
alias bashide="inshellisense --shell bash"
こうすることでターミナルを再起動したのちにbashideを打つとinshellisenseモードに変わります。
ターミナルを起動したら最初からinshellisenseモードになっていて欲しい人は.bashrc, .zshrcなどを開いてinshellisense --shell bash
を追加しましょう。
.bashrcや.zshrcはターミナルログイン時に実行されるため、これを書いておくことで最初からinshellisenseのままターミナルが使えます。
対応しているコマンド
ざっと思いついたコマンドで、対応しているコマンドを調べてみました
- cat
- cd(予測結果にはやや不満, -と~のみ)
- chmod
- code
- command
- echo
- git
- grep
- less
- ls
- man
- nc
- pwd
- rm
- where
- which
- xargs
予測結果が出なかったもの
- lshw
- play
- printenv
- rec
- sox
考えてみれば当たり前ですが、デフォルトのshellにあるコマンドは対応済みなものが多く, brewやaptでダウンロードしたものは対応していないものが多いです。
唯一の不満点
実行中はこんなふうにカレントディレクトリが見えなくなってしまうのでやや使いづらいかなと思います。
今後の発展に期待ですね。