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3週間で備えるAWS Certified Developer - Associateへの道

Last updated at Posted at 2021-01-28

はじめに

某ベンダで、クラウドの人材育成企画と研修トレーニングのデリバリを担当しています。自分で企画した「Developing on AWS」のトレーニング講師を務めることとなり、前提となる「AWS Certified Developer - Associate」(DOA)を受験することになりました。試験に備えてガッツリ勉強したので、勉強ノウハウを共有したいと思います。

勉強教材とスケジュール

DOA受験に際し、3週間の準備計画を立てました。ここ数年は企画畑を歩き回った分、開発現場から遠のいたので準備期間は長めに設定しました。長期戦になるとモチベーション維持が難しので、僕的には3週間の準備期間が、丁度良い結果となりました。

以下、受験に利用した教材です。

A CLOUD GURU
AWS Solution Architectは、Amazon.co.jpで探すと試験対策問題が沢山見つかるのですが、DOAはピンポイントの対策問題集がないので、CLOUD GURUを利用しました。

全編英語版ですが、DOA以外の受験にも利用できること、AWSのイベントでよく見かけるベンダだったこと、ビデオ教材以外にオリジナルの模擬試験があったことが選定の決め手になりました。

「AWS 認定 デベロッパー アソシエイトサンプル問題を解説します」
AWSが公開しているサンプル情報に注釈を入れた解説記事です。執筆された方はAWS Ambassadorの方ですかね、丁寧に解説が入ってます。シリーズものでDOA以外にも執筆されているようです。

Exam Readiness: AWS Certified Developer – Associate (Japanese)
AWSが提供している無償のデジタルトレーニングです。(APNアカウント前提?)試験のトピックの分野を詳しく学習し、都度分野ごとの理解度を確認できます。
 
AWS サービス別資料(通称ブラックベルト)
サービス毎の概要がプレゼン形式で、わかりやすく丁寧に整理されています。個々の仕様書を読み込むのは骨が折れるので、毎回の試験時にお世話になるサイトです。今回は試験に関連する開発系の以下のサービスを読み込みました。

・AWS Lambda
・Amazon API Gateway
・Amazon DynamoDB
・AWS Step Functions
・Amazon ElastiCache
・AWS CodeCommit
・AWS CodeBuild
・AWS CodeDeploy

「AWS 設計のベストプラクティスで最低限知っておくべき 10 のこと」の丸暗記
 基本の 「基」、AWS設計のベストプラクティスを丸暗記します。

1.    スケーラビリティを確保する
2.    環境を自動化する
3.    使い捨て可能なリソースを使用する
4.    コンポーネントを疎結合にする
5.    サーバではなくサービスで設計する
6.    適切なデータベースソリューションを選択する
7.    単一障害点を排除する
8.    コストを最適化する
9.    キャッシュを使用する
10.    すべてのレイヤーでセキュリティを確保する
11.    +1. 増加するデータの管理

勉強の過程

張り切って3週間の計画を立てたものの、、、年末を挟んでしたまったことでスタートダッシュに乗れず。子供のクリスマスプレゼントにした「鬼滅の刃」に親が没頭する羽目になり朝晩漫画漬けの日々。。。。(いやー、鬼滅の流行にはそれなりの根拠あり、面白い。)結局、2週間で試験対策することになりました。

まず最初に力試しに「AWS 認定 デベロッパー アソシエイトサンプル問題を解説します」に挑戦しましたが、半分くらいしか正答しない結果に。。。少し焦りを感じながら、CLOUD GURUの模擬試験を 2週間の間ひたすら繰り返しました。

模擬試験は、実際の問題に近い形式で非常に良くできています。全文英文なのですが、技術英語なので、そんなに難解な英単語は出てきません。最初は慣れないため時間がかかるものの、20回近く繰り返すと英単語から正解が見えてきました。(これが後述の試験本番で大きな助けになった。)理解が浅い部分は、ブラックベルトでを見直しながら、正当率が9割近くになるまで”ガッツリ”模擬試験を繰り返しました。

試験1週間前には、Exam Readinessにトライしました。
さすがAWSの公式トレーニングだけあって、ポイントが綺麗に整理されていて、非常に秀逸です。内容は日本語、サンプル問題よりも難易度は低めな印象です。

「AWS 設計のベストプラクティスで最低限知っておくべき 10 のこと」は朝晩、マントラのごとく唱えて暗記しました。AWSの試験全般に言えることですが、選択問題だと割と最後の2択で迷うこと多くなります。一見、どっちも技術的には正解ポイですのが、”AWSとして正解”が回答として設定されているため、AWSのベストプラクティスに沿った回答を導く必要があります。この時に暗記したベストプラクティスが役に立ちます。

試験当日

横浜のピアソン会場で受験しました。コロナの影響か、試験会場はあまり混んでおらず、試験2日前に予約しました。

実際の試験問題はAWSサービスと同じく定期的にupdateされているのか、想定した問題とは違う問題が出てきて、最初の10問といた時点でかなり焦りました。(直前まで聞いてたMegadethのSkin o' My Teethが頭の中で何度もリピート)

頭の中はメタル、問題和訳はメタメタで、これまで受験したAWS試験の中で、一番日本語になっていない和訳問題でした。幸いCLOUD GURUで英語問題に慣れてたこと基礎をしっかり学習できていたため、その場で対応することができました。

結果は800後半で、想定したよりも得点をとることができていました。(ふー)

所感

AWSのサービスと同じく、DOAの試験内容も日々更新されるためか、模擬試験とは少し設問が違いました。単にサービスの名前を覚える一問一答な問題ではなく、サービス内容を深く問われる内容が多かった印象です。”AWSのサービスが、開発時におけるどのような問題を解決するか?”を意識しながら基礎学習を繰り返すと突破できる試験だと思います。

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