はじめに
Tizen SDK for Wearble を使ってのウェラブルデバイス用開発のためのメモです。今回は実機での動作確認は行わず、取り急ぎ SDK 内蔵のエミュレータでのサンプルアプリ動作確認までになります。
ちなみに開発可能な実機としては以下の機種になるのでしょうか。
- Samsung Gear S (Wi-Fi/Bluetooth対応モデル)
- Samsung Gear S (3G/Wi-Fi/Bluetooth対応モデル)
- Samsung Gear 2 Neo
- Samsung Gear 2
- Samsung Gear
開発環境
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
OS | OS X Yosemite (10.10.1) |
Java | 1.6.0_65 |
Tizen SDK | Tizen SDK for Wearable 1.0.0 |
Java for OS X 2014-001 のダウンロード・インストール
今回はこれを使っていますが、もっと新しい JRE, JDK でも動くと思います。
Tizen SDK for Wearable 1.0.0 のダウンロード・インストール
私は「Mac OS X® (Intel)」をダウンロードしました。インストーラ起動後、さらにダウンロードを始めて、10分程度かかります。
IDE 起動
(インストールパス)/tizen-wearable-sdk/ide/ide を起動すると、Eclipse ベースの IDE が立ち上がります。
新規プロジェクト作成
File > New > Tizen Wearable Web Project
Template: Tizen Wearable > Basic > Basic Application
Project Name: HelloWorld
プロジェクトの雛形や、色々なサンプルアプリケーションが選択できますが、Hello World 的な Basic Application を選択します。
以下のようなプロジェクトになります。
実行
プロジェクトを選択し、
Run > Run As > 1 Tizen Wearable Web Applicaiton
何やらエラーが出ます。
Please select an emulator or a device in Connection Explorer.
エミュレータ設定
エミュレータ作成
Connection Explorer の左端のボタンから Emuletor Manager を起動、 Create New VM を押して、Gear 2 相当のエミュレータを作ります。
項目 | 値 |
---|---|
Name | Gear2 |
Display Resolution | 320x320 |
※他はデフォルト値のまま
作成後、「Gear2」の「▶︎」ボタンを押すとエミュレータが起動し、エミュレータの右側の電源ボタン(?)を押すとエミュレータ上で OS が立ち上がります。(反応はないですが、OS の起動まで少し間があります)
ここまでで IDE の Connection Explorer に作成したエミュレータ 「Gear2」が表示されていれば良いのですが、表示されていない場合には明示的に接続します。(作成後に自動で接続される場合があり、いまいち条件が分からない)
エミュレータ接続
Connection Explorer の左から2番目のボタンから Remote Device Manager を起動後、先に作成したエミュレータに接続します。
New ボタンを押し、接続するエミュレータの情報として、以下の値を入力します。
項目 | 値 |
---|---|
Name: | Gear2 |
IP: | 127.0.0.1 |
Port: | 26101 |
入力後の状態。エミュレータが起動していることを確認して、 Connect ボタンを押します。
IDE の Connection Explorer に「Gear2」が追加されました。
再実行
再度、IDE でプロジェクトを選択し、
Run > Run As > 1 Tizen Wearable Web Applicaiton
無事、エミュレータ上で Basic サンプルアプリケーションが動きました。
感想
- 実際にエミュレータでサンプルを動かすまで割と苦労したのですが、まとめるとそんな大した内容ではないですね。