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プロセスとVBOの一覧と各内容をドキュメント化する(面倒)

一覧をドキュメントにして管理するっていうのは普通にやるべき業務です。
だけどこれめんどくさいのですよね。
プロセスやVBOの新規作成や内容更新があってもドキュメントまで更新してくれるわけでもなく、だんだん現状とドキュメントが乖離する。あるあるです。
いまここに現物があるんだから、それを見て最新の内容を自動でドキュメントにしてくれればいいのに。
君はRPAなんだからそういうのも自動でやってほしい……。

UiPathはここに記事があります。
【UiPath】プロジェクトの内容をドキュメント化したい(みやぎさんの記事)

いいなーUiPath…… と思ったBP使いのあなた。
あるんやで。
BPにも。
すごくいいやつが。

困ったときのDX

そういうことを考える怠惰エキスパート的な先達はだいたいいます。
つまりDXにあります。
Utility Program for Business Object Library Snapshot Generator
もうこれがあったら人間が書かなくてもよくない?ってくらい出来のいいのが出て来ます。

どんなものが作れるのか

ブラウザベースで閲覧する体裁です。

  • プロセスとVBOの一覧
    プロセスはページごと、VBOはアクションごとで1行。ODIみたいなフォーマットです。
    上にリンクを貼ったDXのページにも画像がありますが、一覧はこんな見た目です。
    Screenshot_20221129_121220.png
    これの素晴らしいところは、参照しているVBOやプロセス名がリンクになっていて、クリックすると当該のプロセスやオブジェクト自体の情報が見られるところです。
    紙ベースじゃこうはいかないし、Excel台帳でこれを作るのは相当めんどくさいです。
    この一覧表で得られる情報は
    • ページ名
    • 参照しているアクション
    • 入出力引数
    • おおよその処理フロー
       
  • プロセスとVBO全部のXML
    上の一覧表を作成する際の副産物ですし容量も食いますが有用です。
    なんなら現時点でのプロセスVBOの退避用としても。

使い方

準備

DLLを配置

DLしたファイルの中に入っているDLL(2個)を、Blue Prismの実行ファイルと同じ場所に置きます。

出力用のフォルダを作成する

実行RRから見えるところ。
プロセスのデータアイテムのデフォルト設定は C:\BluePrism\BOL、その中にinputフォルダとoutputフォルダ
容量はけっこう空けてください。XMLが全部出るのでファイル数もサイズも相当必要です。

リリースのインポート

リリースはDLした中にDLLと一緒に入っています。

プロセスのデータアイテムに値を設定する

認証情報も設定しておいてください。リリースをインポートしたときに「Blue Prism BOL」みたいな名前で認証情報のガワもできているはずです。
image.png

実行

あとはプロセスを実行するだけ。
開発規模にもよりますが、何時間単位でめっちゃ時間かかります。リソースと時間に余裕のあるときにどうぞ。

終わりです

現状を反映していないExcel台帳を後生大事にとっとくよりも、こういうやつで定期的に最新版を作っとくのがいいですよね。
そしてDXはほんとに便利。検索機能がアレなので探すときにイラッとしますが、宝探しだと思って根気よく発掘してください。実は使えるやつがいっぱいあります。

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