運営様を含め全ての参加者様
私にとって夢のような世界を見るきっかけを頂けた事と
中々お聞きすることが出来ない貴重なお話をご教授頂けた事に
最大限の感謝を
目次
- 目次
- はじめに
- セキュリティに興味を持ったきっかけ~Hardening応募動機
- 選考通過~夏休み期間の準備
- 夏休み明け~Hardening day前日
- 10/15 Preparetion Day
- 10/16 Hardening Day
- 10/17 Analys Day
- 10/18 Softening Day
- 参加して気付いたこと・感じたこと
- 感謝
- 最後に
はじめに
いつかQiitaに記事を書こうと思っていて、まさか一番最初に書く内容が大学4年間憧れ続けていたHardeingについての記事になるとは、夢にも思ってもいませんでした。
初めまして、現在大学4年生のシュガーと申します。普段はゼミなどで、ビッグデータを使った解析やシステム設計とかをしてます。
タイトルにもある通り、Hardeing Project様のHardening 2024 Conbolutionsに初めて参加した体験レポートについて主に以下の3つについて記述していきます。
- 当時の考えや行動
- 準備してきたこと
- 将来SEになる上で参考になったこと(技術面よりもこちらの面で学んだ事が多いので記事の大部分はこの内容についてになると思う)
また、この記事を作成した目的としては、大きく分けてこの3つになります。
- SEとしての知見がほぼない私視点で見た色々感じたことについて記録として残しておきたい
- Hardeningに参加しようか迷ってる人の1つの参考になるものを残したい
- チームメンバーに謝罪botと化していたので、改めて感謝を伝えたい
正直技術的な話は、ほとんど出来ないです!
本編の前に軽くHardeingとはなんぞやという人向けに
公式サイトから引用して説明すると、
URL:ハードニング競技会2024
ハードニング競技会は、サイバーセキュリティの実践的なスキルと知識を競うイベントです。参加者はチームを組み、競技会で託されるビジネス・ウェブサイト(例えばEコマースサイト)を、ビジネス目的を踏まえて運用・改善します。降りかかるあらゆる障害や攻撃に対して、考えうる手だてを尽くしてセキュリティ対応を実施しつつ、ビジネス成果が最大化できるよう準備を重ねます。
全く知らない人達とチームを組んで、2ヶ月の準備期間でWebサイトを運用するための準備をします。
そして、Hardeing Dayで、8時間のサイバー攻撃をされ続けてもWebサイトを如何に止めないでビジネスが出来ているかというのがスコア化されます。そのスコアが最も高いチームが優勝という感じです。
前置きが長くなりましたが、ここからは時系列順に書いてきます。
セキュリティに興味を持ったきっかけ~Hardening応募動機
応募するまでの簡単なあらすじ
- 中学生の時に、オンラインゲームきっかけでセキュリティに興味を持った
- 大学入学後、サークル活動でCTFについて知る→Hardeingを知った
- 参加しようと思ったけど、初心者過ぎて参加する勇気が湧かなかった
- 大学卒業までにやり残したことを考えた時に、セキュリティの勉強がしたい→Hardening参加したい
- 技術も以前より身に着けたし、背中を押してもらったから落ちる前提でも応募しよう
興味を持つきっかけ・挫折
中学生の時に、今も続いている国民的RPGオンラインゲームで一緒に遊んでいた身近な友人が不正アクセスの被害にあったことをきっかけで興味を持ちました。
大学でセキュリティを学びたいと思っていて、セキュリティのサークルに入った時、CTFを初めて聞いてそこからHardeingについて知りました。
初めて問題を解くぞと挑戦した時に、ITパスポートや基本情報技術者試験を取得するのに勉強した攻撃がされているのは分かるけど、技術的にどうすれば防げるのかが分からないという問題に直面しました。
その時に、座学知識ばかりではなく、技術的にどうすれば良かったのかを身に付ける必要があるなと考えてHardeingに参加をしてみようと思ったのですが、「初心者過ぎる自分が参加していいのか…?まだまだ勉強してから参加しよう」と考えたら気付いたら参加しないまま3年経過していました。
大学4年生になって、やり残しや悔いがないようにしたいから「最後の1年間は、私が本気で勉強しようと思ったことに沢山時間を費やしたい」と考えました。
機械学習やクラウド、DB設計など色々やりたいことはあったのですが、やっぱり実践としてのセキュリティ実装が出来るようになりたい気持ちが一番強かったので、それに時間を掛けようと思いました。
4月から教授の研究室に何度も通って教えて頂きながら、
- SSL通信が出来るようにする
- 作成したWordPressのサイトの認証をGoogle Authenticatorで通るようにしてみる
などを卒論の研究とは別で遊んでみて、技術面の自信を付けられるようにしていました。初歩中の初歩ではありましたが、実際に試行錯誤して動いた時は、凄く感動しました。
応募する動機
もうすぐ夏休みに入りそうな時、教授から
「折角学んだからアウトプットにHardening参加してみたら?まだ募集してるよ」と教えてくれました。
その時に、研究室にいた過去Hardeningに参加したことがある人からも
「いいじゃん、軽い気持ちでいいから応募しなよ」的なことを言っていたのもあって、
『まぁ落ちる前提で応募してみるか~ライブに応募するぐらいの気持ちで受けようっと』
深いことを考えないでその時の勢いで応募した記憶があります。
応募理由もどうしようかな~と色々考えた時に、
まだ大学院に行くか迷ってはいたけど、内定先の会社にちょっとでも役立てることを学びたいというところから「もし内定先で、サイバー攻撃があった際に、チームメンバーと一緒に被害を最小限に出来るように全体を考えて行動する力を身に付けたい」みたいなことを書きました。
そして、自分のアピールポイントを書く欄があるのですが、
- おそらく、私より技術力つよつよ学生or新卒1~2年目の人がごろごろいるんだろうなー
- 就活してSEは、一番コミュニケーションが大事って学んだし…
よし、コミュニケーションでアピールしとこ!(なお、技術力は…。)
そんな感じで、
- オンライン留学の時に皆が会話に入れるように工夫してました
- 大学でプログラミングを教えるバイトで後輩のレベルや性格に合わせた教え方をして物事を分かりやすく説明出来ます
みたいなことを書いて出した記憶があります。(まぁ未経験だし落ちるだろうな!と思いながら)
今思えば、これ完全に後輩や同級生との接し方ばっかり書いていて、年上の方々と関わったことについて書いてないよな…と
選考通過~夏休み期間の準備
この章の概要
- 落ちたと思ったら受かってた
- 初めてチームの方々とやり取りをして凄い人ばっかりだった!
- 主に、ビジネス周りの準備をしていた
何故か受かってた
完全に油断してたある日、1通のメールが届いて
「おめでとうございます!あなた選考通りましたよ!」(意訳)と書いてあって「まじか…」となったのが正直な感想です。
完全に受かると思ってなかったので、メール読みながらスマホ2回ぐらい落としてます。
すでに私がメールを返そう~とした時には、何人か自己紹介を書いて返信していたので、ぼんやり眺めて感じたチームの最初の印象が、
『基本情報技術者試験とかで見たことある!な用語を扱っている人って本当にいるんだ…すごい!生きる伝説じゃん…尊敬』と一人で感動してました。
チームで初めてのミーティングをした時に、それぞれの自己紹介をしてチームメンバーの経歴を知っていく中で、
『あれ…これ私以外もしかして社会人…?え…しかも全員何かしらセキュリティ経験のあるバリバリに現役な人…?あっ…これ完全に私やばいのでは…?』
いや、本当に今でも思っているのですが、
就活をしている時に、IT企業の会社見学して先輩社員との雑談会で30分~1時間くらいしか話せないような凄い技術者6人と一緒にチーム組んで2か月頑張って準備してね!ってぺーぺー大学生の私としては奇跡なレベルで心臓がバクバクでした。
当時意識したこと
当時の私の行動指針は、
- 学生で何でも聞きまくるのは、迷惑だろうから質問攻めしないようにしよう(今思えば、この考えはあんまり良くなかったなと)
- とりあえず、リーダーから任された宿題は、締切までに終わらせるようにしよう
- 誰かが何かをしたらリアクションや反応をなるべくしよう
なるべく確認作業だけになるように頑張ろうと考えていました。(と言いつつ、後半につれて修正作業増やしてしまってチームの皆さんには本当に申し訳ないことをしたと思っています…)
主なコミュニケーションツール
Hardeing参加者は主なコミュニケーションツールとして、以下の2つ + α(チーム独自の何か)が主な連絡手段になっています。
- Discord
- Gmail
Discordは、運営様からの連絡やチーム内で定期的なミーティングをする時に使ってました。チーム15では、週2回ミーティングを行っており、頻繫に細かい連絡などが出来て作業状況・進み具合を把握しやすい印象が個人的にありました。
また、私たちのチームでは、最初は上記の他にGoogleDriveを使っていたのですが、途中からNotionが使いやすいよねという話になって、Notionで準備をしてきました。以下は、おそらく一番使っていたドキュメントとかが全部入っている一覧ページの一部です。
最終的には、Notionでタスク管理やダッシュボードなどほとんどのことが出来ていたので、あっちこっちに色んなアプリを行き来することなく良かったと思っています。
当時準備したこと
この時期は、チーム内でそれぞれどの分野が得意不得意かをNotionに記載し、各々がやりたいことを尊重してマネジメント・ビジネス・テクニカルの3分野で役割分担をしていました。
私は、この中で圧倒的に技術力がないと自覚があったのとエンジニアだとあまり関わることが少ないであろうビジネス面をやってみたいと思って、ビジネスを希望しました。ただ、一人一役だと人手が足りなくなる可能性大なので、最終的には、以下の担当をしてました。
メイン:ビジネス
サブ:マネジメント
担当が決まってすぐの時は、ECサイトに掲載する利用規約などの資料作成を主にこの時期は、行っていました。
夏休み明け~Hardening day前日
この章のあらすじ
- 夏休み明けてからもとにかくタスク消化していた
- もっとお役に立ちたい!と思いつつ、中々実行出来ない
- そんな状況を過去参加者の人に活を入れて貰う
- 時間が最大限ある大学生にしか出来ないことで周りをサポートすると気持ちを入れ替える
迷走期間
とりあえず、リーダーに期日までにやってほしいタスクを淡々とこなす夏休みを過ごしていたのですが、徐々に
『これやってみたいけどお節介かなー…誰もやる人がいなさそうだからやった方がいいだろうけど余計なお世話だったらどうしよう…』
『自分役に立てているのかな…足引っ張ってないかな…』
と考えてしまったり、
この時期辺りに、チーム内で本番環境に向けた練習をしていて、テクニカルチームに「○○でエラー出ていてどうしたらいいですか…」や基本的な質問を連発していて、チームの人に申し訳なさでいっぱいになってました。
あまりにも追い込まれているけど、こんな状態なのをチームの人に共有は良くないかも…でもどうしたらいいのか分からない!誰か助けて…となった時に、
Hardeningに応募する背中を押してくれた過去のHardening参加者の人に恥を全て捨てて相談しようとなりました。
気持ちの切り替え
その人に、
- 自分は、学生で社会人の皆さんにおんぶにだっこ状態で申し訳無さが強い
- 初歩的な質問ばかりしてて申し訳無さで質問出来ない
私が当時悩んでいたことを全部快く聞いてくれて、沢山アドバイスを貰い、その中で、一番印象に残っているのが、
「学生が、自分しかいないのなら社会人が忙しくて、手が回らないものや作成するのに時間が掛かるものを積極的に引き受けた方が一番喜んでくれるよ」(意訳)
これを聞いた時に、ハッとなって自分の視野や考えがまだまだ甘いなと思いました。
それまでずっと「何で自分が選ばれたんだろう…私はチームの人に何で貢献したらいいんだろう…」が拭えなかったのですが、
「今落ち込んでいる場合じゃない!チームの人が本番当日まで万全の状態にする為にも今すぐ自分がやらなきゃ!落ち込むのは、全部終わってから!」
と気持ちを切り替えることが出来ました。(本当にその人には感謝しています)
新しい行動指針
そこからの私の行動指針は、
Before
- 学生で何でも聞きまくるのは、迷惑だろうから質問攻めしないようにしよう
- とりあえず、リーダーから任された宿題は、締切までに終わらせるようにしよう
- 誰かが何かをしたらリアクションや反応をなるべくしよう
After
- 時間掛かりそうだな~と思われる仕事は引き受ける
- これ調べたりするの面倒くさそうだな~の仕事も引き受ける
- 上記の仕事をなるべく次のミーティングより早く終わらせて確認作業だけになるようにする
- ミーティングで話していた内容を終了後に振り返って、作成が出来ていないものがないか確認する
上記に変化して、最優先事項としてとにかく心がけました。
本番が近づくにつれて、おそらく仕事を休むために忙しくなるだろうと考えて、後半の残りの期間は尚更最優先事項を意識して準備していました。
チームの皆さんに、『絶対に無理をさせない、タスクのせいで夜更かしをさせない。』をとにかく念頭に置いていました。(なお、実現出来ているかは不明)
当時準備していたこと
この時期は、主にNotionで以下のことを準備していました。
<ビジネス>
・本番環境での操作に慣れる為にもECサイトで出来ることの確認
・実際に本番でやりそうな操作を引継ぎ書にまとめる
<マネジメント>
・特定商取引などのECサイトに必要そうな規約や書類準備
この時期に作成したものは、見せられない内容が多いので、この期間の裏話を代わりに載せておきます。
今だから話せる裏話
・技術者の分かりやすいとは…?
この時期は、他の人が見ても操作出来るようにECサイトの引継ぎ書の作成を行っていました。
私の中で、長期インターンで作ったことのある架空システムの画面設計書しか書き方のイメージしか湧かなかったので、その記憶を引っ張り出して作成してました。その時は、お客様に説明するからどのボタンが、何をするのかを分かりやすくしないと~みたいなことを言われたのを覚えているんですけど…技術者の分かりやすいってなんだろう? という現象になりました。
色々、試行錯誤してすぐリンクがあってページに飛べるWiki形式 + 画面設計書っぽいものがいいのでは?に落ち着きました
・スケジュールには余裕を持とう
完全にHardeingに受かると思ってなくて、時間あるからと応用情報技術者試験に申し込んでいたら
10/13 応用情報 10/14祝日 10/15出発日(空港行くのに4時か5時起き)
というきついスケジュールになっていて、試験1週間前が本番期間を抜いたらダントツでやばかったです。
・大学の課題や卒論のストックを作らないといけない
・なるべくHardeingの準備を疎かにしたくない
そんな訳で、残りの隙間時間・通学時間をほぼ試験対策にしていたので、余裕なさ過ぎてやばい!と痛感したので次からゆとりを持ったスケジュールを立てたいと思いました。
10/15 Preparetion Day
この章のあらすじ
- Preparetion Dayは、Hardening本番前最後の準備日
- 同時に、2ヶ月ずっとオンラインのメンバーと初対面する日
- 夕方から夜までチームメンバーと最後の追い込みをした
- たまたま同じ連合チームの人達もいて、一緒にご飯食べてきた
Hardeningは、公式サイトでも競技の前日に現地入りした方がいいですよと推奨されているので、10月15日(火)にはすでに沖縄に到着していました。
いつ情報公開がされるのかがまだ分からない時に予約をしたので、お昼の12時頃には着くようにしていました。
チームの人達と最後の準備をしようと待ち合わせしていた時間が夕方17:30だったので、それまで時間あるし、国際通りまで徒歩10分だから観光しようかな~と思っていたのですが、暑さに負けてバテて、時間までホテルで引きこもり生活してました。(エアコン最高)
チームの人達と合流をして、会議室であれこれ準備していたのですが、
準備中に事前資料の完全版が公開されて、チームでもてんやわんやしながら
準備していきました。
2時間ぐらいは、チームの人達と準備をメインでしていたのですが、
たまたま違う階で、JV連合チームの13と14もいることが分かったので、
JVチームが全員集まって夜ご飯を一緒に食べました。(ご飯美味しかったです!改めてチーム13,チーム14の皆さんありがとうございます!!)
実際、この時が初めてチーム以外の参加者様の方々と交流する機会だったのですが、
社会人の方々が沢山!すごおい…。(おそらく)技術的な会話してる!!
学生目線では、こんなに沢山の同じ業界の人が話しているのを見る機会は
滅多にないので、すげーbotと化していました
連合チームの皆さんと一緒にご飯を食べて、交流も終わった後は、
会議室に戻って、チームの人達と閉館時間ギリギリまで準備をしました
10/16 Hardening Day
この日は、まず大会に参加するのに技術がどうとかよりも大事な要素に
『遅刻しないこと』がとても強調されていたので、ビビりながら起きた記憶しかないです。
遅刻を意地でもしたくなかったので、初めてタクシーアプリを入れて
会場の空手会館まで飛んでいきました。(タクシーアプリ便利だなぁもっと早くから入れたら良かったなぁと思いつつ)
Hardeningの時は、おおよそ8時間あるのですが、
午前 とにかく走った(え?)
午後 ビジネスチームに任せられている役割をとにかくやる
を大まかにやっていました。
Hardeningは、技術つよつよな人以外はやられっぱなし!残念だったな!という鬼畜仕様ではなく、
お助けアイテムのようなサービスを買うことが出来て、チームをサポートしてくれます。ただし、数に限りがあるので、買えるかどうかは運次第です。
私のチームでは、これ購入したいよねーという話をしていたお助けアイテムの3つが運よく全て購入可能になっていました!やったー!
チームからアイテム購入作業を任せられていたので、『早めに買えなかったらテクニカルチームの負担が絶対ヤバい…!』と焦りながら購入手続きを進めていたらアクシデントが発生してアイテムが買えないかもしれない疑惑が発生して頭が真っ白になりかけました(すぐに復旧し、全てのアイテムを購入出来ましたが、待ち時間は個人的には生きた心地がしませんでした…)
このアイテムを購入時or購入後に、
自分達の作業スペースから離れいてるところでアイテムを売っているスポンサー企業様に、挨拶や対応して欲しいことなどを報告をしに行く必要があるらしいのと一人で判断出来ない!持ち帰って聞こう!となって、
自分の作業スペース・スポンサー企業様のブース・テクニカルチームの作業スペースを走り回っていました。
普段からバイトで、大きい教室を1時間半~3時間歩いたり・走ってたのは無駄ではなかったなとしみじみ思いながら
午後は、途中から記憶がほぼないんですけど、ひたすらチームに「今から○○のタスクします!」と報告してとにかくやる。
たまに優先順位がつけられなくてあたふたして指示を仰ぐ。(本当に忙しい時にすみません…)
途中で完全にタスクが捌ききれなくなって一瞬、頭がフリーズしてました…
こんなことを意識していたらあっという間に競技終了の時間になっていました。
現地入りするまでは、「8時間とか時間長すぎでは…?」とか考えていたのに、
前日準備や当日になると「あー!時間足りない!!待って!待って待って!今からやるから!!」まじでこんな感じになります。
終わった後は、チームメンバーとお疲れ様会をしてきたのですが、
個人的には、この大会期間のトップ3に入るくらい楽しかった&面白かったです。
同時に学生視点では、ためになるなーと感じたものがあるので、
下の気付いたことに総括して色々まとめます。
10/17 Analys Day
この日は、翌日の18日がチームで行った内容を他チームや運営様に報告する日になっているので、Hardening Dayで自分が担当した範囲や行った作業をスライドの内容にまとめていました。
午前 翌日に向けたスライド作成
午後 ハーリー&BBQ
お昼は自由にとっていいよ~スタイルだったので、
チームの皆さんと一緒に沖縄そばを食べに行こーぜとなっていたのですが、
時間が足りなくて食べられず…
近くの美味しそうなパン屋さんのパンを食べてめっちゃ美味しかったです。
午後、参加希望をした人のみですが、ハーリーという競技に参加していました。(私は後方保護者面をしながら橋でチームの皆さんをパシャパシャカメラマンしてました)
(ハーリーはラフティングを更に高速で漕ぐイメージ?)
ハーリーの後は、参加者全員でバーベキューをしました!お肉めっちゃ美味しかった!
おそらく、この時がチームの皆さん以外と初めて交流した機会その1だったのですが、やはりIT業界の人達は面白い人が多いなーという印象がありました。
私の中で、勝手に真面目な人が多い業界なのかなーという印象があったのですが、とても気さくな人が多いんだなと思いました。
バーベキューが終わった後は、チームの皆さんとスライドの修正作業をして少しでも完成度の高いスライドの作成を行っていました。(皆さん夜遅くまでお疲れ様です。。)
10/18 Softening Day
この日は、全チームの報告発表とスポンサー表彰の受賞・グランプリ発表がメインイベントです。
チームの人達とスポンサー表彰取れたらいいね~みたいな話をしながら各チームリーダーが発表をしている様子を見てひたすらメモ取ってました。
チームによって構成メンバーや経歴が違うので、チームビルディングのやり方・作戦やコミュニケーションの取り方にも特色があって強く記憶に残ってます。
実際にこの日のアーカイブは、運営様の公式YouTubeで誰でも見られるようになっているので、ぜひ雰囲気を掴む意味でも見て頂ければと思います。
アーカイブの後半の方で、お話されているんですけど意外と学生の参加者が多いことにびっくりしました。おそらく全参加者の15%前後は学生のはずなので、もっと関わりに行けば良かったなーと少し反省しています。
全チームの発表と運営様からの見解が終わると、
スポンサー企業様からのスポンサー表彰の発表があったのですが、
チーム15では、Cisco様とCTC様の2社様からスポンサー表彰を頂きました。本当にありがとうございます!
終わった後に、参加希望者のみではありますが、お疲れ様会に参加してきました!
チーム15の人達と軽い反省会をした後は、他チームの参加者様達と沢山お話をする機会その2で中々大学にいるだけでは、聞くことが出来ないような話を聞くことが出来ました!
参加して気付いたこと・感じたこと
- 沢山の業界人と関わる機会を得ることが出来た
- 実際にプロジェクトで働いている様な経験が出来た
- 自分の至らない点や足りない視点を再確認することが出来た
- コミュニケーションの最重要性
- Hardeningに参加してる人皆凄い!!!
沢山の業界人と関わる機会を得ることが出来た
やはり、一番大きいのは、学生の間に沢山の業界の人達と関わる機会を得ることが出来たことです。
チームの人達と最初に会議した時のところでも書いたんですけど、本当に私目線だと全員がレベチに見えるんです。チームの人達だけでもめっちゃつよつよ技術者様だと思っているんですけど、メンターさんや他チームの話を聞くともう神々の争いか怪獣バトルか何かをしているのでは?ってなります。
そんな凄い技術者様から技術面のお話は勿論のこと、物事の考え方・キャリア等々「そのお話無料で聞いていいんですか…?(震え)」みたいなお話を情報過多になるぐらい聞くことが出来ました。
将来技術力つよつよエンジニアになるときっとこんな風に物事を見られるようになるのかもしれないなーというのを垣間見られただけでも個人的には、大収穫だと思っています。
実際にプロジェクトで働いている様な経験が出来た
おそらくエンジニアになったら、プロジェクトごとで開発をするはずなので、それに近い形でチームを組んでコミュニケーションツールで連絡を取り合って準備をする。ミーティングやチャットなどで、タスク状況や疑問点を簡潔に説明が出来るようにする。
社会人にならないとあまり経験が出来ないことを大学生である内に経験出来たことは、今後働く上でかけがえのない経験になると思っています。
自分の至らない点や足りない視点を再確認することが出来た
今よりも技術力をもっと高めようと考えるモチベーションの一つでもあり、一番反省している部分で悔しい気持ちが混在しています。
タラレバになるなぁと思いつつ、私自身が
- もっと知識のある技術力つよつよエンジニアならインシデントか環境変更によるものか判断できたかもしれない
- ビジネス面の知見や視点がもう少しあれば順位や得点上げること出来たはず
- 作業スピードが早ければ準備資料や当日のタスク消化が早く出来たはず
準備期間中と大会が終わって1週間ぐらいは、タラレバガールと化していました。
特にHardening day時に、2つぐらいはインシデントなのか考えたらor別視点で確認したらテクニカルチームの時間を浪費させなかったのに…ということをやってしまったのが一番悔しかったです…。
「まだ学生だから技術力無くていいや~」ではなく、今のうちにちゃんと知識・技術力高める事と多角的な視点を身に着けようと思い、帰宅してから現在進行形で
- クラウド
- Pythonで機械学習×セキュリティ自動検知プログラム
- 情報安全確保支援士
この辺りを失敗しながら何かしら毎日勉強するようにしてます。
タラレバが沢山出てくるのは、それだけ自分に改善ポイントや成長する余地があるからだと思っています。今回の大会に参加して、「まだまだ半人前のつよつよ技術者までは甘い!」と活を入れて頂いたと思って、努力し続けて伸ばしていきたい所存です。
おそらく大会に参加して反省点を持ち帰って、改善する為に行動することが実はとても重要だったりするのかなーと思ってみたり
コミュニケーションの最重要性
やっぱり凄く大事だなと痛感しました。特に準備期間の2か月間がずっとオンラインだったのもあり、やはりコミュニケーションをチームの皆さんと取るのが難しいなと思いました。(対面でも難しいなーとは思うのですが…)
オンラインあるあるだと思うんですけど、文字ベースのやり取りが多くなりがちなので、相手のニュアンスや感情が上手く読み取れなかったかも…とかは多少あった気がしました。
相手のニュアンスが読みづらいからこそ
- チャットするハードルを少しでも下げて会話しやすい空気にすること
- 見たよ!と既読したことを知らせる
そんな意味で誰かしらが話した内容には、リアクションとかするように心がけてました。リアクション超大事!
後は違う意味で悩んだという個人的な話を出すと、
Discordで作業報告や質問をする時に、いつも唸りながら「どうやって書こう…」と長時間考えるとかざらにありました
一番年下だから丁寧に書かないとー ⇒ あ、結論先に書かないと読みづらいな ⇒ いや待って、これ冗長な文章になってるから削らないと ⇒ でもこの説明端折ると流れ分かりづらいかも?うーん… ⇒ 無限ループ
まぁ大体15分ぐらい考えて、「ダメならリアクションくれるでしょう」となって取り敢えず送ろうと送って伝わるかひやひやしてました。
Hardeningに参加してる人皆凄い!!!
選考が通過して、日が経つごとにこの感想を持つようになりました。
凄いをもう少し具体的に言うと、
- 技術力が本当に高い
- 意思疎通や臨機応変な判断力
- 働きながら準備をする
上の2つは、他の節でも凄い凄い言ってるので、割愛して
特に最後の働きながら準備をするのって相当大変だよね…と改めて感じました。
恐らく、絶対疲れているはずなのに仕事終わってからHardeningに向けての準備していたと思います。そんな中、準備時間も学生よりずっと少ないはずなのに、あれだけ準備出来るのやばいな…それだけHardeningに対する熱量が凄いんだなと思いました。
感謝
Hardeing運営様
まずは、このような貴重な経験を積める機会に、選考して頂き本当にありがとうございます。また、この2か月間やそれ以上の期間に渡る沢山の準備など本当にお疲れ様でした。おかげで、Hardeing期間中はとても充実した日々を過ごすことが出来ました。
今回、Hardeingに参加しようと思った動機でもある
「もし内定先の企業でサイバー攻撃にあった際、率先して被害を最小限にする為、全体を考えて動ける力を身に付けたい」と考えて応募しました。
Hardeingに参加したことで、以前よりも視野を少しだけ広く見られるようになったり、座学としてしか知らなかったセキュリティ技術をもっと深く知ることが出来たと感じております。
改めて、このような貴重な経験が出来る機会を頂きありがとうございました。
一般社団法人LOCAL・川口設計様
今回の沖縄への旅費交通費の一部をLOCAL様と川口設計様に支援して頂きました。今回の支援が無かったら思いっきりHardeingについて学ぶことは出来なかったと思っています。
本当にありがとうございました。
Team15 柔剛流の皆さん
まずは、本当に準備期間を含めた2か月以上お疲れ様でした!初めてのHardeningで一緒のチームメンバーが皆さんで本当に良かったなと思えるぐらい最高のメンバーでした!社会人の方々と一緒に何かに取り組むという経験が初めてだったので、全部が新鮮でした。
準備・本番期間中に皆さんと沢山お話を聞いていて特に印象的だったことで、自己研鑽をし続けられるのって凄いなぁと一番印象に残っています。
参加したことでも少し書いているのですが、
通常業務をしながら、Hardeingの為の準備(それを実装するための技術や知識収集),技術力向上,資格勉強…etc
いつ休憩してるんですか…と聞きたくなるぐらい沢山自己研鑽しているエピソードが多くてレベルが違いすぎる…!と思いました。
エピソードを聞いてモチベーションも沢山上がったので、私自身が足りていないセキュリティ技術を更に磨こうと勉強するきっかけになりました。
準備や本番期間中は、チーム内の唯一学生で、経験の差や知識不足で出来ることが少なくて沢山足を引っ張ってしまって本当に申し訳ない…という気持ちが頭の片隅にずっとありました。でも、それ以上に皆さんと沢山準備した時間や本番中はずっと楽しかったというのが一番強いです!
沢山、至らない点があったとは思いますが、技術面でも将来の社会人としても良い経験になりました!
改めて、本当にお疲れ様でした!そして長い間お世話になりました!
本当に本当にありがとうございました!またどこかで会いましょう~
最後に
沢山書きたいことがあって、数万字くらいあったのを修正していたらこんなに時間が掛かっていました。
今回の経験から更に技術力を磨いて、もっと技術力が高いエンジニアを目指したいと思いました!
ここまで、長い文章にお付き合いいただきありがとうございました!!