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腹筋した回数を自動でカウントしてくれる装置を作ってみた(obniz)

Last updated at Posted at 2024-02-08

健康のために自宅で体力づくりがしたい!

学生のころは部活やスポーツクラブでトレーニングをしていたけれど、ここ数年は全く・・・という方はけっこう多いのではないでしょうか。
体力や筋力の低下は、日々の疲労感や頭痛・肩こり・腰痛などに繋がったりすることも。。。
そこで自宅でもできる体力づくりのメニューとして「腹筋」に着目してみました!

学生の頃、部活や体育の時間に誰しもがやったことのあるトレーニングだと思います。
しんどいイメージのある腹筋ですが、そんなつらい腹筋をちょっぴり楽しくする装置をobnizを活用して作ってみました!
※社内の健康増進取り組みとして運動習慣促進企画を検討しており、活動メンバーのアイデアによって生まれたプロトタイプです。

準備するもの

① obniz本体

image.png
(出展)obniz | IoTをはじめるなら

② obniz 距離センサー

obnizの本体に取り付けて使用します。こちらを使用することで物体との距離を計測することができます。

image.png
(出典)距離センサー - obniz Docs

作成手順(obniz)

<手順1> obniz本体を距離センサー・PCと連携する

① obniz本体と距離センサーの連携

距離センサーを実際に見てみると、「Vcc」「Trig」などと書かれた端子が4本存在します。これをobniz boardに差し込みます。たったこれだけです。

image.png

(出典)obnizドキュメントサイトより抜粋 距離を計測 - obniz Docs

② obniz本体とPC(Developer’s Console)の連携

装置の作成にあたってプログラムの記述を行う必要があるわけですが、上記のDeveloper’s Consoleと呼ばれるオンラインエディタを使用します。
こちらに使用するデバイスの登録を行い、(obnizの画面上に表示されるobniz IDを打ち込むだけです!)
プログラムの記述含め、実行制御を可能な状態にします。
obniz - Developer's console

<手順2> 実際にプログラムを記述する

今回は初めてこのデバイスを触ってみたので、初心者にもわかりやすい「ブロックプログラム」機能を使用してみました!
プログラミングといえばJavaなどのプログラム言語を使って、初心者には難しい文を長々しく書かないといけないイメージがあるかもしれませんが、この機能を使用することで簡単かつ読みやすい形で命令を作ることができます。
今回腹筋回数の自動計測にあたって作った命令が以下に記載したものとなります!

image.png

(出典)obniz開発者コンソールにて弊社が作成
obniz - Developer's console

ざっくりと解説をいれると・・

  • 上体を起こしたときの顔の距離が、距離センサーと400mm以下のときにカウントアップする
  • カウントをログ上に表示する
  • 1回カウントアップしたら0.5秒間はカウントアップしない(連続で何度もカウントアップしてしまうため)

といったような機能が盛り込まれています。

普段プログラムを全く読まない方からすると、まだまだ取っつきづらさがあるかもしれないですが、かなり分かりやすい形になったのではないでしょうか。

補足

回数をカウントするために変数というものを使います。
「変数」の欄から新しく変数用のブロックを設定することができます。
「変数の作成」ボタンを押すと新しい変数の名前を入力することができ、これで回数カウントアップ用の変数を用意することができます。

image.png
(出典)obniz開発者コンソールにて弊社が作成
obniz - Developer's console

実際に使用してみた

距離センサーと上体を起こしたときの顔との距離が近づくと、PC上に回数が表示され盛り上がりました。
課題としては、測定者の身長によって顔の高さが違うので、それに伴って装置を上下させなくてはいけない点が挙げられるかなと思います。
👇実際に計測中の様子です。

image.png
👇コンソールログにカウント結果が表示されます。

image.png

(出典)obniz開発者コンソールにて弊社が作成
obniz - Developer's console

まとめ

腹筋はなかなかしんどいトレーニングだとは思いますが、デジタルの力を使ってちょっとでも面白い仕掛けを作れば、「使ってみたい!」「やってみたい!」といった気持ちにさせてくれるのではないかと思います!

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