Illustratorはペライチのデザインをするときに使うものなので、複数ページにまたがる冊子を作る場合にはInDesignというAdobeのソフトを使ったほうがいいのですが、専門の会社でなければ使える環境がないことが多いですね。
今回、各ページが別々のIllustrator形式(aiファイル)で保存された入稿データをPDFで一つにまとめた際の手順を紹介します。
入稿データは、実際の用紙サイズよりもはみ出した形でレイアウトして、印刷後に周りを切り取ります。
なので、そのまま入稿データをPDFにすると必要のない部分も表示されてしまい、仕上がり後の見た目とは異なります。
そこで、Illustrator上でトリミングをするのではなく、いったんPSD形式で書き出しをしてPhotoshop上でトリミングしPDFに書き出し、Acrobatで1つのファイルにまとめるという手順をとりました。
手順
- IllustratorでPSD書き出しのアクションを作成したあと、複数のファイルにバッチ処理。
- Photoshop側では裁ち落とし線に沿ってトリミング後にPDF書き出しのアクションを作成し、Adobe Bridgeから複数のファイルに対してバッチ処理を実行
- 書き出された単一ページのPDFファイルをAcrobatで結合する。
結合後にダウンロードする際に圧縮率を選べるのが便利でした。