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【JavaScript】イベント・イベントハンドラ⑤ 「addEventListenerメソッド」

Last updated at Posted at 2021-11-15

##1. はじめに
本記事では、【JavaScript】イベント・イベントハンドラの「addEventListenerメソッド」について記載する。
##2. addEventListenerとは?
###概要
基本的な概要としては、以下の4つ。

1つの要素や1つのイベントに対して、複数のイベントハンドラを設定できる

onxxxx(onclickなど)では、1つの要素1つのイベントに対して
1つのイベントハンドラしか設定できない問題がある。

シンプルなアプリならよいが、複数なアプリを開発するときに問題になってくる。

onxxxx(onclickなど)では、本来レイアウトを定義するべきHTMLの中にJavaScriptのコードを混在させており、可読性が落ちる。(モダンではない書き方)

###構文

index.js
要素オブジェクト.addEventListener(イベントの種類,function() {
  //イベントハンドラ
}, false);

※最後のfalseは、イベントの伝播形式を指定できる。高度な内容で活用頻度は低いため、ここでは省略可能。
通常はfalseを設定すればOK。


###イベントの伝播とは? ####凡例 ```index.html
``` ```index.js document.getElementById('parent').addEventListener('click',()=>{ alert('親'); }); document.getElementById('child').addEventListener('click',()=>{ alert('子'); }); ``` 記述したように、親子関係で同じEventListenerを登録し子をクリックすると、親のイベントも一緒に発動してしまう。
###イベントの伝播のルート イベントが発生した際、以下のルートを辿っていく。 DOMツリーを頭に浮かべながら見てほしい。 ####①キャプチャーフェース :::note windowからその子へ、そしてその子へ...と順番に目的のノードに向かってイベントが走るフェーズ。 ::: ####②ターゲットフェーズ :::note イベントが発生した要素にイベントが伝わるフェーズ。 ::: ####③バブリングフェーズ :::note イベント発生元から親へ向かって順々にイベントが走るフェーズ。 :::
###第三引数 イベントの伝播のルートを定める存在が、addEventListenerの第三引数である。
index.js
要素オブジェクト.addEventListener(イベントの種類,function() {
  //イベントハンドラ
}, true or false);

true :キャプチャーフェーズ時に発火する。(親要素から先に発火)
false:バブリングフェーズ時に発火する。(子要素から先に発火)=初期値
trueとfalseを使い分けることによって、

どちらから発火させるか?をコントロールすることができる。


##3. 例題 ###内容 :::note warn ボタンをクリックしたら、'イベント発生!'と出力されるプログラムの作成。 ::: ###実践前のチュートリアル 実践に入る前に、完成形を先に表示しておく。 ![ezgif.com-gif-maker.gif](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/662822/20e402c6-2cb0-d5f5-d307-c0149714ba1f.gif)
###マークアップ ブラウザに置換前の文字をブラウザへ表示しないといけないので、HTMLの作成から取り掛かる。
index.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
  <head>
    <meta charset="UTF-8" />
    <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge" />
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
    <title>Document</title>
  </head>
  <body>
    <input id="btn" type="button" />
    <script src="js/index.js"></script>
  </body>
</html>

マークアップしブラウザで表示すると以下のようになる。
スクリーンショット 2021-11-17 10.02.59.png


###JavaScriptの記述 次にJavaScriptを仕上げていく。
index.js
window.onload = function () {
  let b = document.getElementById('btn');
  b.addEventListener('click', function () {
  console.log('イベント発生!');
  });
};

上記構文に関して、順を追って解説していく。
####window.onload = function ()
:::note warn
ページを読み込み終わった際に発生する関数を作成。
:::
####let b = document.getElementById('btn');
:::note warn
変数bを定義し、inputタグ内のidを取得する
:::
####b.addEventListener('click', function ()
:::note warn
addEventListenerメソッドの()内に、
クリックされた際にどのように動くかの関数を作成する。
:::
####console.log('イベント発生!');
:::note warn
上記addEventListenerメソッドを動かした際に、コンソールへ出力される文字列を記述する
:::


###ブラウザでの検証 実際にブラウザにて挙動を確認していく。 ![ezgif.com-gif-maker.gif](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/662822/6371cdce-07ec-8e76-1538-b709d515b9df.gif) 検証の結果、

ボタンをクリックしたら、コンソールへ'イベント発生!'の文字列が出力された。

##4. おわりに
次項:【JavaScript】イベント・イベントハンドラ⑥ 「演習」に続く。

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