概要
Windows環境で、WinSCPを利用してWSL2のUbuntu環境へ接続する手順です。
自身のWindows環境から、WSL2のUbuntuへファイルやフォルダを移動させたい場合に活用できます。
手順
1. WSL2環境でSSHサーバーをインストール & 起動
sudo apt-get update
sudo apt-get install openssh-server
sudo service ssh start
2. WSL2環境のIPアドレスを確認
ip addr show eth0 | grep -oP '(?<=inet\s)\d+(\.\d+){3}'
# IPアドレスが赤字で表示される
コマンドの意味(不必要な方は読み飛ばしてください)
- ip addr show eth0: "eth0" という名前のネットワークインターフェースに関する詳細情報を表示
- grep: 検索コマンド
- |(パイプ) : 直前のコマンドをフィルタリングする
- -o: マッチした部分だけを表示。
- -P: Perlの正規表現構文を使用。
- (?<=inet\s)\d+(.\d+){3}: 正規表現
-
eth0: Linuxシステムで最初に認識されるイーサネットインターフェース
- Ethernet:ローカルエリアネットワーク(LAN)で最も広く使用されるネットワークプロトコルの1つ
3. WinSCPを起動 & Sessionの設定
ファイルプロトコル: SFTP
ホスト名: WSL2環境のIPアドレス
ポート番号: 22
ユーザー名: WSL2環境のユーザー名