##記載内容
Tera Termインストール後に実施しておいたほうが良い設定を記載します。
##環境
OS:Windows 10 Home 1903
Tera Term:v4.105
##初期設定
Tera Termインストール後に、まず初めにしておくべき設定を紹介します。
- ログ保管設定
- ログ保管ディレクトリ作成
適当な場所にログ保管用のディレクトリを作成します。
今回は C:\logs\teraterm を作成しました。 - ログ保管設定
標準ログファイル名:%Y%m%d_%H%M%S.log
標準のログ保存先フォルダ:1.1.で作成したログ保管用のフォルダを指定
自動的にログ採取を開始する:チェックを入れる
オプション > タイムスタンプ:チェックを入れる
- ログ保管ディレクトリ作成
- ブレークコマンド無効化
全般 > "ブレーク信号のアクセラレーターキーを無効にする"にチェックを入れる。
今はあまり無いかと思いますが、SunOSにコンソール接続してAlt+Bを押すとブレーク信号が送信されサーバが停止します。
何が危険かというとTeraTermではペーストをAlt+Vで行うので、コピー&ペーストするつもりが、キーを横に一つ打ち間違えることによってコピー&ブレークになってしまうことです。昨今の業務でSunOSを使うことはあまりないと思いますが、無効化しておく方が無難かと思います。
3. ウインドウサイズ変更時の画面クリア
全般 > ウィンドウサイズ変更時に表示内容をクリアする のチェックを外す
デフォルトではウインドウのサイズを変更すると画面表示がクリアされてしまうので、それを回避します。
以上の手順が完了したら、設定 > 設定の保存 で変更を保存します。
##参考:テキストベースでの設定方法
今回はGUIでの設定方法を紹介しましたが、テキストでの変更も可能です。
Tera Termは以下の優先度で、設定ファイルを読み込みます。
- Tera Term実行時に設定ファイルを引数として渡す。
- My Document配下のTERATERM.INIファイル
- 実行ファイル(ttermpro.exe)と同じディレクトリ上のTERATERM.INI
(C:\Program Files (x86)\teraterm配下)
デフォルトではC:\Program Files (x86)\teraterm\TERATERM.INIが読み込まれているので、該当ファイルを上書き、もしくは該当ファイルをコピー→編集して1., 2.の方法で読み込ませることで修正可能です。
以下、編集する箇所です。
1. ログ保管設定
変更前:
LogTimestamp=off
LogDefaultName=teraterm.log
LogDefaultPath=
LogAutoStart=off
変更後:
LogTimestamp=on
LogDefaultName=%Y%m%d_%H%M%S.log
LogDefaultPath=C:\logs\teraterm
LogAutoStart=on
2. ブレークコマンド無効化
変更前:
DisableAcceleratorSendBreak=on
変更後:
DisableAcceleratorSendBreak=off
3. ウインドウサイズ変更時の画面クリア
変更前:
ClearOnResize=on
変更後:
ClearOnResize=off
基本的にはGUIでの変更がメインになりますが、研修の準備等で複数のPCに設定する場合などは設定ファイルを配布したほうが早いと思います。
以上です。
その他に推奨される設定をご存じの方はコメントで教えていただけると嬉しいです。