0
0
はじめての記事投稿
Qiita Engineer Festa20242024年7月17日まで開催中!

WindowsのJupyterLab Desktop App で任意のRを使う方法

Last updated at Posted at 2024-06-23

初めに

実験結果を集計し、グラフを作成するためにRを扱う環境としてJupyter Labを用いれば、計算過程などを残しておけます。
今まで、Anacondaの環境上でJupyter Labを使っていたのですが、Anacondaを立ち上げて、Jupyter labを立ち上げて、と手順が煩雑でした。JupyterLab desktop appの方がデスクトップのショートカットを押せばすぐ使えますし、なにより環境構築が楽です!

JupyterLab desktopでRを使う方法として、CondaをつかってConda-forgeからインストールする方法もありますが、なぜかConda-forgeのWindows向けのRだけ古いバージョンのままになっています。ライブラリーをインストールする際にRのバージョンが古いと不具合がよく出るので、最新のバージョンを入れたいところです。

JupyterLab Desktop Appのインストール

JupyterLabDesktop Appはgithubからインストーラーをダウンロードして、インストールします↓。

下の方にスクロールし、
Windows (10, 11)
x64 Installaer
からダウンロードします。

インストーラーを実行するとWindowsによってPCが保護されましたというウインドウが出ることがありますが、詳細情報>実行します。

Jupyterlab desktopが立ち上がり、もしウインドウの下部にPython environment not found と出てきたら、すぐ右のusing bundle installerをクリックして数分待ちます。

New notebook...やNew session..がクリックできるようになったらOKです。
ウインドウを閉じます。

Rのインストール

Rをインストールします。もしすでにライブラリーをたくさん入れたRのバージョンがあり、それを使いたい場合はこの手順はスキップします。Rは以下のサイトからWindows用のインストーラーをダウンロードすればよいです。

最新のバージョンを入れたければ "install R for the first time."を押してください。
インストーラーをダウンロードしたら実行して、インストールしてください。

RをJupyterLab desktopで使う方法

デスクトップに作成されたRのアイコンをクリックしてRを立ち上げます。
上の段落で、Python environment not foundと出て、using bundle installerをクリックした場合のみディレクトリの変更を行います。Python environment not foundと出なければ、jupyterのパスが通っていたということなので、ディレクトリの変更の必要はありません。②IRkernelのインストールから行います

①ディレクトリの変更

ウインドウ左上の ファイル>ディレクトリの変更をクリックします。
%APPDATA%/jupyterlab-desktop/jlab_server/Scripts
と上部のバーに入力します

スクリーンショット 2024-06-23 234909.png

エンターを押して、その後

"フォルダーの選択"を押します。

②IRkernelのインストールと実行

install.packages('IRkernel')
IRkernel::installspec()

をコピペして貼り付けします。エンターを押してください。
エラーが出なければ、ウインドウを閉じます。

デスクトップのJupyterLabのアイコンをクリックしてJupyterLab desktopを立ち上げます。
New sessionをクリックします。

スクリーンショット 2024-06-24 001604.png

このようにPython3の隣にRが出てきていればOKです。
もし全く違う画面なら、左上のFileからNew Launcherか左上の青地に白の+を押してください、

Note bookのほうのRを押します。出てきた空欄に以下のコマンドをいれShift+Enterを押します。

sessionInfo()

Rのバージョンが目的のものになっていればOKです。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0